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初めてあとがきで泣いた本〜働く私のエネルギー最大化計画
いつもバタバタと読書をする
隙間時間をぬって
そこいら中に読みたい本が散らばっている
そんなだからゆっくり読めないんじゃんと思いつつ
積読というか、読みかけの本がたくさんある
読みかけては他の本が気になって読み始めて
本棚の本が読みたくなったり人との会話の中に出てきて引っ張り出してきたり
あの文章はどこから出てきたっけという思いでパラパラめくってそのまま読んでしまったり
いつでも私は私を大切にしたいという前提が今の私の本の置き方になっている。
それが結局雑になってイライラするなんてことにも繋がるのだけれど
本末転倒といえばそうだし、物を探すことも多いあたり時間をムダにしているのかもしれない
だけど本を読むことは好きなのと
今、私の一瞬の気持ちを大事にするとこうなってしまう
定期的に読みたくなるから本棚の私のいいところの場所に並んでいるのが
加茂谷真紀さんの『愛のエネルギー家事』
実家を出てしばらくしてモヤモヤしながら本屋を散歩しているときに出逢って
買わずに帰ったけれどどうしても気になってネットでポチったのを覚えている。
加茂谷真紀さんの本はとても気持ちよくて
時に本棚から引っ張り出して読みたくなる。
新刊が出ると知った時にはそのままポチッとして届いてすぐに読み始めた
『働く私のエネルギー最大化計画』
だけどすぐに忙しい期間に入り読みたくてもそのへんに置いていた写真一枚を栞にして読めない日が続いた。
結果的にいうと9月の仕事復帰ごろに読み始めて今朝読み終わった。
この本は比較的朝早く起きた日におススメしたい。
仕事頑張ろうと無理矢理自分を引き伸ばす自分にそんなことしなくていいよと言ってあげられる。
仕事復帰してから朝早く起きるを習慣化しようと頑張っていて朝日を浴びながらこの本を少しずつ読んだ。
私の本の読み方は正直書いてあったことはすぐ忘れてしまう
泣いたことも笑ったことは覚えていても文章の内容までは忘れて行く
物覚えが悪いので今こっちを覚えておきたいが上書きしていく頭なのだと思っている
この本には人を育てることに頭を抱えていたり
場を和ませながら人の輪を大切にしながら職場にありたいと思う私には最適な言葉がたくさんあった。
復帰前マイナスに傾いていた私をゼロに戻す方法を忘れないように少しずつ読んで忘れてまた読んでとやっと今朝読み終わった
私のしていること
今いる地点からの未来を見ることは今を生きることなのだと思えた
つい先を先をと焦る気持ちがすぐに湧いてくる
今利益を出さないと
今人の役に立たないと
種を蒔くことは育てること
だから立派にしないと。
今ここにいて社会の一部であることをふと肯定できる文章に触れた。
あとがきを読みながら
『よかったなぁ』とふわふわ思っていたら
なぜか急に涙が込み上げてきた。
お父様の晩年のお姿をみる筆者からの目線がとても温かくてたまらなかった。
そしてそのお父様の姿のような仕事をしたいのだと強烈に思った。
辞めようか続けようか
ふとそんなことを頭をよぎることも近頃多い。
寒さをふと感じる時来年の春を思う。
桜の咲く時期に私はまだここで仕事を続けていこうと思えているのかな。
そう思っていた矢先に出逢った文章でした。
五感を使って麦茶を入れても、こぼれるものはこぼれる。麦茶がこぼれても、嘆かず、腐らずに微笑む父を見て、私は背筋が伸びるような気持ちになりました。至福の仕事とはこれかもしれない。彼は、もう一度、やかんの傾きをそっと戻す。ただそれだけ。ミスは修正すればいい。素直に必ずこぼれる麦茶でさえ、彼の敵ではなく味方だったような気もします。
これを読むために出会った本なのかもしれないと思うほどあとがきに惹かれたのは初めてでした。
いい本に出逢えることは幸せである。
本棚はもういっぱいで溢れている。
整理しないとなぁと思いながら多分明日もそこいら中に読みたい本が溢れ出ている。
とりあえず今日は本棚のいいところにこの本をおさめるとおもう。
久しぶりに書いたけれど文章を書くのはやっぱり楽しい。
お読みいただきありがとうございました🍎