不登校の子どもと学校との関わり方
私が失敗から学んだこと
子どもが不登校になると、多くの親が学校や担任の先生とのコミュニケーションに悩むものです。私自身もその一人で、今振り返ると、当時の対応を後悔している部分がたくさんあります。
昔の「学校に戻す」対応が当たり前だった時代
私がこの活動を始めた頃、学校側の方針は「子どもを学校に戻すこと」が主流でした。担任の先生から毎日のように電話がかかってきて、様子を聞かれていました。自宅への訪問も普通でした。
熱心な先生も多く、一緒に行こう!と家まで迎えに来られる先生もいました。しかし、その対応が子どもにとってどうだったのか、今になって考えると恐ろしく思います。
私の失敗。先生への遠慮が娘を追い詰めた
私の娘が高校1年で不登校になったときのことです。毎日かかってくる先生からの電話に、「電話に出ないのは失礼だ」と思い、嫌がる娘を電話口に立たせていました。
当時の私は、「先生に迷惑をかけてはいけない」と思うあまり、娘の気持ちを後回しにしていました。先生が熱心であればあるほど、それに応えられない娘を責めるような気持ちになり、知らず知らずのうちに娘を追い詰めていたのです。
やがて娘は電話が鳴るたびに震え、精神的に不安定になりました。そのときようやく、私の対応が間違っていたことに気づきました。そして後から分かったのですが、この先生との関わりこそ、娘が学校に行きたくなかった原因の一つだったのです。
子どもよりも「良い親」を優先してしまった過去
この経験を通じて、私は自分が「良い親」を演じることに気を回して、娘の気持ちをないがしろにしていたと痛感しました。
例えば、娘が中学生の頃のことです。眉毛を整えたことを理由に、10日間の部活禁止と職員室前の雑巾がけという罰を受けたことがありました。あまりにひどい仕打ちに思え、教頭先生に訴えかけました。ですが、「校則に反している」ということと、「内申書には響かない」というお話に納得してしまいました。私は娘の恥ずかしさや辛さに寄り添うことなく、娘を守れなかったと今でも思い出しては胸が痛みます。
当時の私は、ルールを守ることや学校との良好な関係を保つことを優先してしまい、娘の心の痛みに目を向けられなかったのです。
不登校が教えてくれた親としての在り方
娘が不登校になったことで、私はようやく親としての在り方を見直すことができました。そして自分自身の考えを改めることができました。娘には多くの辛い思いをさせてしまい、本当に申し訳なく思っていますが、彼女が教えてくれたことは今も私の指針になっています。
親が知っておきたいこと
不登校は親にとっても子どもにとっても大きな試練ですが、その中でいくつかのことを意識することが必要だと思います
学校や担任の先生との距離感を大切にする
子どもが不登校になった原因が先生や学校の環境にある場合もあります。学校からの連絡に応じることがすべてではありません。親として子どもの心を第一に考えることが大切です。「モンスターペアレント」と思われることを恐れない
子どものために必要なことは、学校側に自分の意見をしっかりと伝えることです。「どう思われるか」を気にして黙るのではなく、子どもの気持ちを代弁することも必要です。子どもを守るための法律や支援を知る
不登校になった子どもやその家族を支える制度や団体があります。例えば、フリースクールや相談窓口などを活用してください。
最後に
私の経験から言えるのは、大切なのは「子ども自身を見つめること」です。周りの目や学校の対応に惑わされるのではなく、子どもの声に耳を傾け、その気持ちを理解しようと努めることが必要だと思います。
私の失敗が、同じ悩みを抱える親御さんの参考になれば幸いです。