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えがおの会を始める以前の、基礎になっている経験

前回の投稿に続き、「親の会を作りたい」という方々に向けて、活動を始める前のお話を記したいと思います。


「えがおの会」を始めるきっかけ
私自身が「えがおの会」を立ち上げることになった背景を振り返ると、娘の不登校が始まるずっと前に参加した「なかよし研究会」という語らいの場が大きな基礎となっています。これは、教育文化研究所代表の長阿弥幹生先生が主催されていたものでした。
実際に、私自身も参加して、夫婦や家族、職場などの「なかよし」について語らい、自分自身の気づきの場として、とっても大切な場だと感じていました。

主催の長阿弥先生の活動を通じて、「お父さん研究会」という場も知りました。先生ご自身が、お子さんの不登校をきっかけにこの活動を始められたことを知り、その取り組みに感銘を受けました。このような場での経験や学びが、今の私の活動の根幹に繋がっています。


「導かれるように始まった活動」
実は、「えがおの会」を始めるとき、強い決意や目標があったわけではありません。「自分がやらなくては」という気持ちよりも、何かに導かれるように少しずつ活動が始まったという感覚に近いのです。そして、紆余曲折を経て現在の形に至っています。
初めから明確なビジョンがなくても、「想い」があれば活動は少しずつ形になっていきます。そのプロセスの中で、人との出会いや繋がりが、活動の輪を広げていくのだと思います。


想いを形にする第一歩
私の元に相談に来られる方々は、すでに「親の会を作りたい」という想いを持っている方が多いです。その「想い」を実現する第一歩として大切なことは、話をすることから始めることです。
「こんな会があったらいいな」
「こういう場所が欲しい」
そんな小さな気持ちを声に出してみること。すると、周りに同じような想いを持つ人が少しずつ集まり、次第に形が見えてきます。


寄り添う場所が増える喜び
私が「えがおの会」を始めたときも、同じように一人ひとりの想いが重なり、今の形になっています。だからこそ、親の会を作りたいという相談を受けるたびに、私はその方の想いをとても大切にしたいと考えています。
寄り添う場所が一つ増えるたびに、支えられる人の輪が広がります。その輪が、不安や悩みを抱える誰かに安心感を届け、次の一歩を踏み出すきっかけになるのです。


まずは話をすることから
もし「親の会を作りたい」「誰かと繋がりたい」という想いを抱いているなら、まずはその気持ちを声に出してみてください。話をすることで、新しい可能性が見えてくるはずです。そして、その第一歩を踏み出すお手伝いができることを、私は心から嬉しく思います。
「えがおの会」もまた、誰かの想いが繋がり、少しずつ形作られた場です。これからも、その輪を広げていくお手伝いを続けていきたいと思っています。

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