WEIN.TEAM 九州沖縄TEAMによるプロジェクトです!
TEAM内で、九州沖縄エリアのおもしろいチャレンジを追いかけます。
一緒に紆余曲折のストーリーを楽しみながら、みん…
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#映画感想
Wordを知らない作家
「ね、ちょっと書いてみたよ!」
そう言って、私は冒頭を書いた原稿を西山に渡した。
「え。」
西山の目は見開いていた。
「手書き・・・?」「え?手書きしかなくない?だって、書いてって言ったじゃん。」
「いや、まあ書いてと言ったけど。」
西山の口は丸く空いている。
私のなかで、「書く」という行為は、紙にペンで書く。ということであった。
「ねえ。おだ、Wordって知ってる?」西山が未来人
「言葉で人を救う」、、ん?
「おだの言葉は人を救うよ」
わたしが西山にずっと言われてきた言葉だった。
言葉で人を救う、、とは?
はて?
自分が西山を言葉で救っていたとしても、救った本人には実感がなかった。
なぜなら思ったことをただ発しているだけだったからだ。
わたしは、そのことで、何年も悩んで苦しんできた。
思ったことを言ってしまう癖で、人を傷つけたことしかなかったから。
だから、西山の言う「おだの言葉は人を救うよ