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【InDesign】自分で作る2025年のスケジュール帳 | A5 | バレットジャーナル

こんにちは!webデザイナーのしいのきです。


今回は趣味の一つ「バレットジャーナル」を、
1から作ってみたお話をシェアしたいと思います☺️

バレットジャーナルは、デザインやフォーマットを自由にカスタマイズして、自分のスタイルに合わせて使うことができる「手帳」の使い方の一つです。

毎年moneさんのバレットジャーナルリフィルを購入して、
自分にとって足りないページや足りない項目を作り、足したり引いたりしながら今年で5冊目になりました。

2020年〜2024年分です


仕事で紙のデザインの仕事をするようになり、インデザイン(紙のデザインのレイアウトに特化したAdobeのソフト)が使えるようになったので、

「今年は自分で作ってみよう!」( ゚д゚ )クワッ

と思い立ち、
自分好みにカスタマイズした
「自分だけのバレットジャーナル」を作ることができました!


この記事では「作ったスケジュール帳の紹介」だけでなく、
「どういう人にバレットジャーナルがおすすめか」、書き方や考え方の参考として過去のスケジュール帳を公開しながら、バレットジャーナルの良さをご紹介していきたいと思います!





00 | バレットジャーナルとは?


スケジュール帳の紹介の前に、大前提として

「バレットジャーナルとはなんぞ?」
というところだけ少しだけご説明させてください。


バレットジャーナル(Bullet Journal)は、アメリカのライダー・キャロルさんという方が提唱した、柔軟性のある手帳システムです。

「自分で自由にカスタマイズできる」というところが私の性格にとてもあっていて、3日坊主の私が2020年から初めて、今年で5冊目になりました。


決まりというわけではないのですが、以下が主な形式になります。
アイデアやタスクを整理するための方法として、とても便利です🙆‍♀️

インデックス: 手帳の内容を簡単に参照できるようにするための目次
フューチャーログ: 未来の予定を書き込むページ
マンスリーログ: 各月の予定や目標を整理するページ
デイリーログ: 日々のタスクや出来事を記録するためのスペース

また、バレットと呼ばれる記号を使って(☑️ ←こういうの)タスクの進捗状況や優先順位を視覚的に管理するのが「バレットジャーナル」の名前の由来でもあります。

これは主な形式で、ここから自分に必要な項目を足したり引いたりして、デザインやフォーマットは自由にカスタマイズできるため、自分のスタイルに合わせて使うことができるのが特徴です。

使い方に関してはやはりmoneさんのこちらの動画が分かりやすいので「もっとよく知りたい!」という方はぜひご覧ください☺️♡




01 | こういう人におすすめ


自己肯定感が低い
自分に自信がない
軸がなくて考え方がふわふわしている
消極的(ネガティブ思考)
何がやりたいのか分からない・目標がない
毎日をなんとなく過ごしていてモヤモヤしている
自分を変えたいけど何から始めていいかわからない

こういう方に凄くおすすめです。

私は元々こういうタイプで、
周りの「こうあるべき」みたいな考え方に左右されてしまって
「自分自身はどう思ってるんだろう?」と振り返ったり向き合う時間がなく、ただただなんとなく日々を過ごしている状態でした。


歳をとるにつれて「いつまでもこんな自分じゃだめだ」と思うようになり、
「本当は何がしたいのか」「何が好きで何が嫌いなのか」、

そういった当たり前の感情を全て手帳に書き込むことで、
「自分」という人間が客観的に理解できるようになりました。


また、バレットジャーナルによって「今日はこれだけのことができた」ということが見える化されるので「え、私すご!」という積み重ねが自己肯定感に繋がりました。


これはバレットジャーナルじゃなくても日記などでもいいと思うのですが、「バレットジャーナル」というシステムが自分にとっては合っていました。




02 | 自作手帳のご紹介 


前談が長くなってしまいましたが、全98ページの自作手帳のご紹介です!

じゃーん🎉 わー!ぱちぱちぱち


(1)インデックス

私の手帳にはバレットジャーナルに欠かせない「インデックス」はありません😂

使い始めた頃は合ったような気がするのですが、
いつの間にかなくなっていました。

表紙


この1ヶ月ごとのカレンダー部分はIllustratorで作成しました。

Illustratorのアートボード12ヶ月分


Illustratorのアートボードごとに保存でpngデータにして、
InDesignにはめ込みました。


1月をベースにして、あとは11ヶ月分をコピペ。
無料配布されている2025年のカレンダーを参考にしながら、曜日の始まりや祝日などを書き足していきました。

このカレンダーをpngで書き出して、
月の初めのページにも使用しています。

月の初めは
その月をイメージしたグラデーションとカレンダーが表紙です。




(2)フューチャーログ

見開きで4ヶ月ごとの予定を見ることができるページです。
大事な予定や誕生日、記念日など、未来の予定を書き込みます。


私がバレットジャーナルを利用する理由の一つが
この「フューチャーログ」です。

初めてこの形式を見た時、目から鱗でした。

1年間に何が起こるのかを一目で見ることができて、
先々のすでに決まっている予定を、
手帳を開くたびに思い出すことができる、素晴らしいログです。

人間って目の前のことに集中してしまうと、未来のことを後回しにしてしまいがちだと思うのですが「未来を把握している」というこの状態が、凄く心の安定剤になりました。

私のバレットジャーナルにとっては必要不可欠な項目になります。



(3)イヤープラン

1年の目標ややりたいことを整理するページ


こちらがInDesignのデータです。


年間を通しての目標を、忘れないように思い出すためのページです。
また、自分の考えを整理するページでもあります。


左のページには「2025年の自分のテーマ」を書きます。

自分で考えるのは大変なので、私のおすすめはゲッターズ飯田さんのその年の本に書かれている「金のインディアン座の今年のテーマはこれ!」というのをここに書いています。

例えば2024年だと

何事も諦めずに粘ってみる / 言葉遣いに気をつける / 目立つ服を着る

こんなの自分では思いつきませんよね😂

そして2ヶ月後には忘れてたりするんです。
これをフューチャーログの後に見ることで「あ、そうだ言葉遣いに気をつけないと、、」というのを思い出すことができるんですよね。



テーマの後には「今年やってみたいこと」をいくつか書きます。
そして右側には「今年やってみたいこと」を実現させるための具体的な行動を優先順位順に記載します。

右側のグレーの部分には行う予定日を書いてしまいます。

色彩検定などの試験日が決まっているものであれば、試験日を書きます。

この日程を書き込むことで実際に「やる」ということがより具体的になって、やりたかったことが叶いやすくなる気がしているので、日程は必ず書くのがおすすめです◎

イヤープランページの見開き


「実際にどうやって書くの?」というのが分かりにくいと思うので、この記事の後半に私が過去に実際に立てたイヤープランを貼っておきますので、1年の目標を立てる参考にお役立てください☺️




(4)ウィッシュリスト

全4ページ
ワクワクする目標 / 願望を100個書き出そう!



ウィッシュリストは「難しい!」という声をよく聞きます。

やりたいことを100個書くのってめちゃくちゃ難しいので、
その気持ち、、わかります🥹

ただ、難しくてペンが止まった時に、それを乗り越えて捻り出して捻り出していくと、同じことを言葉を変えて何度も書いていたりします。

それが「本当にやりたいこと」なので、
ぜひやりたいことの1個目、2個目にしてあげてください。

「書けない・・」を乗り越えると、びっくりするくらいどんどんやりたいことが出てくるので、やり方としてはまずは別の紙に思いついたことを書きまくります。

100個と言わず何個でもいいですし、
同じことでもいいのでとにかく思いついたことを書きまくります。

書きまくったものを、
今度は「やりたい優先順」に手帳に清書していくと、ウィッシュリストが埋まるのでおすすめです🙆‍♀️



(5)マンスリーログ


月の表紙



月ごとのスケジュール帳


マンスリーログページ


1ヶ月がこの3つのコンテンツが1セットになっています。

この後にデイリーログページが入るので、デイリーログをつける前に必ずこのページを見ることで、忘れがちなその月の目標を思い出すことができます。

目の前の作業に集中していると、
あっという間に1年が過ぎてしまいますよね😅

でも実は結構いろんなことをしていて、
いろんなことを達成していることを「見える化」します。

「できなかったこと」よりも、「意外とこんなにも多くのことができた」という方にフォーカスするので、最後に「今月のハイライト」という項目があります。

「できたこと」は事実なので、事実を客観視して、自分を肯定することの積み重ねが自己肯定感につながるので、このページはとてもおすすめです!




(6)デイリーログ


日々のタスクや出来事を記録するためのページ



こちらが「バレットジャーナル」の本領発揮ページ。

TO DO LISTの☑︎←このマークが、バレットジャーナルでは「キー」と呼ばれる記号で表されます。

この「キー」は自分がわかりやすければどんな記号でもいいのですが、
例えば「⚫︎」=できたこと、「⚪︎」=できなかったこと、
「→」=明日に持ち越し、など。

私の場合、TO DOはその日に終わらせたい方なので、
◻︎と☑︎の2種類のみにしています。


このデイリーページは5冊の間に何回も何回も改良していて、
2025年はこの状態に落ち着きました。


こちらも書き方が分かりづらいと思いますので、
最後に過去のデイリーページを貼っておきます。




03 | スケジュール帳を自作してみての振り返り


インデザインのアートボード、こちらで半分


約50枚の厚み


カレンダーを自作するのって、なんとなく「大変そう・・」と思っていたのですが、一つレイアウトを作ってしまえば後は数字を入れ替えるだけなので思ったよりも簡単で、楽しかったです。

プライベートで「本を作ってみたい」とぼんやり思っていたのですが、
そのハードルが自分の中でグッと下がった感じがしました。

今は5年間使っていたmoneさんの手帳からのインスパイアがかなり強いので、もっとオリジナリティを強めて、改良を重ねて、いつかオリジナルのスケジュール帳を配布できるようになりたいなと思いました🥰

こんな感じでA5の無地リフィルに両面印刷しています。


5年続けられたので、今年の1月にコピー機を新調しました🎉
それまではA5サイズの両面印刷ができない機種だったので、1枚1枚手差しで裏返して両面に印刷していました😂

こちらの機種を選んだ基準も「A5サイズの両面印刷ができるかどうか」だったので、公式サイトでスペックをじっくり見たのですが、1万円台でプリンターが購入できるとは思ってもみなかったです!

PCやスマホとワイヤレスで繋がっているので置き場所に困らず、
気に入ったデザインをスクラップするためにスマホからもすぐに印刷できるので重宝していて、いい買い物でした◎


その他に愛用しているものだとやはり「紙」になるのですが、デイリーページ以外は何度も見返すページになるので、厚めのこちらの紙が好きです。

エヌ・プランニング 【無地-ホワイト】
A5サイズ 6穴リフィール 厚口用紙-100シート-90k-250-2021



デイリーページはすごい枚数になって厚口だと分厚くなりすぎるため、
こちらの薄い紙にしています。




04 | 参考用:過去のジャーナル


ここからは書き方の参考用に、過去のジャナールをご紹介します。


(1)イヤープラン


2022年のイヤープラン。
テーマの部分はゲッターズさん本からの引用です


「今年やってみたいこと」には以下の3つを記載しました。

「色彩検定2級の資格をとる」
「コミュニティを見つけたい」
「毎月美術館・展覧会に行きたい」

やりたいことに対して、
右のページでは具体的な行動と予定日を記載しています。

右側のページ


①は試験日なので「いつやりたい」という日程をはっきりと記載しています。

②「毎月美術館に行く」という目標も、「毎月」と決めているので明確です。

③「コミュニティに所属する」は具体的な行動に落とせず、予定日も記載できなかったため、後回しになってしまい、結局この年にこの目標を叶えることはできませんでした。

こんな感じで、今年自分がやりたいことを整理しておくと、
手帳を開くたびにこのページを見ることで「思い出せる」ので
1年間でこの目標に向かって行動できるようになります。



(2)デイリーログ


デイリーログが一番改良を重ねたので、年ごとに貼っていきます。

2020年
その日みた可愛い人の服装や、思いついたアイディアもイラストでメモります


2021年
この頃は家計簿をつけていて、
朝昼晩の食事にいくらかかったかを5円〜細かくレコーディングしています。
(今では考えられない。。🫨)


2022年のデイリーログ
だいぶ今の形に近づいてきました。
この頃は「ウィークリーログ」もつけていたので、左側は週の振り返りになっています。




これまで手帳の話をすることがなかったのですが、
今回手帳を作ってみたことがきっかけで、シェアすることができてよかったです🥰

2025年が素敵な1年になるよう、来年は予定を書くだけの手帳や、その日起こったことを書くだけの日記から、もう少し自分と向き合えるバレットジャーナルに変えてみるのはいかがでしょうか☺️

自分の意外な一面を知るきっかけになるかもしれません🤭

皆さんの手帳の使い方なども聞けるととても嬉しいです!
それではまた次の記事でお会いしましょう〜!



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しいのき | Webデザイナー
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