良い意思決定とはなにか?
ふとコラム。全てのビジネスパーソンを悩ます、深遠な問いです。
#仕事での気付き というnoteのテーマがあったので書いてみます。笑
最近社内で繰り返しずっと言っていることは、意思決定の精度をあげよう。なのですが、そもそも「良い意思決定とはなんだろうか?」ということをよく考えます。
まず私自身、誤解していたことがあるんですが「良い意思決定とは、良い結果をもたらしたものである」とずっと思ってしまっていました。しかし実際のところは、良い意思決定をしても良い結果にならないことがままあります。(または逆も然りで、悪い意思決定をしたのに偶然良い結果をもたらすこともあります。
=これは、意思決定の偽陽性と偽陰性とします。
さもないと良い意思決定を捨ててしまったり、偶然成功した悪い意思決定を繰り返して大失敗してしまうなどになる。つまり、意思決定プロセスと結果の善し悪しとは切り分ける必要があるのです。
では、良い意思決定とはなにか?
「その時にある情報(データ)を適切に比較し、導かれた最適な行動プランを決断すること」です。私たちはその時にある情報でしか意思決定はできませんので、「あとから分かった情報」によってのエラーはある意味で仕方ないと捉えつつ、または「本当は分かっていたのに加味するのを忘れた情報」などは完全な意思決定の過ちとなります。例えば、コロナが来る前に店舗出店を決断し、コロナが来て大失敗した。というのは運が悪かっただけであり、意思決定それ自体が悪かったわけではないということです。(運も実力なので、成果としては落第になりますが)
そして、この「意思決定の精度」を上げるのには、実際はそこまで時間がかかるわけじゃなく、ほんの1〜2時間くらいを追加議論に使うだけで、中期成果を大幅に高める事が可能です。非常に複利が効きます。
少しもやもやするな?がある時は、情報を違う角度から集め直したりするのは価値がとても高いです。その結果、成功の傾きは変わりえるし、失敗の幅も小さく済みます。なので「意思決定にしっかりと時間をかけること」は実際には中期でスピードを劣化させることはありえません。もちろん、ダラダラ決断しない状態はよろしくないので、情報整理もスピードを上げるし、最後はもちろんズバッと決める必要はありますが。
ところで、意思決定の種類についてはAmazonジェフベゾスの有名な1 way Door(不可逆) or 2 way door(可逆)方式はやはりとても優れています。90%超の意思決定は2 way doorなので、なにかエラーがあったらやめてやり直せばオッケイですが、1 wayのほうは出戻るのがとても厄介なので、特に精度を磨くために時間をかけます。スタートアップで言うと、ファイナンスとか移転とか採用とかセキュリティとかサーバーや技術選定なんかもそうです。
ということで、我々は意思決定の精度を上げるためにできることを組織デザインに組み込みまくっていき、最終速度を上げられることに全力をかけているというお話しでした。
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