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究極のベーシックスキル30、「思考術」編(by.コンサル1年目が学ぶこと)

どうも、しのジャッキーです。今回の記事は、以下のシリーズ記事です。

上記の記事では書籍「コンサル1年目が学ぶこと」で著者が複数名のコンサルのインタビューから抽出した業種・業界を問わず15年以上たっても通じる30の重要スキルをの一覧と、その中でも特に、自分に刺さったスキル5選を紹介しました。今回は、4つのカテゴリーがある中の9つの「話す技術」について紹介します。

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ベーシックスキル30の一覧

究極のベーシックスキル30、「思考術」

いきなりですが、6つの思考術+簡単な説明の一覧は以下です。

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以下、テキストと、簡単なコメントも書いてみます。

10.「考え方を考える」という考え方

いきなり仕事に取り掛からず、どう考えたら答えがでるか道筋を考える
そのアプローチ方法でよいか、手順の段階で合意をとってから作業にはいる

私はこれをプロセス思考と呼ぶといいんじゃないか、と思っています。どういうインプットを得て、どういうアクティビティをして、どういうアウトプットを得るか。もしくはその逆、あんなアウトプットを得るためには、どういう活動が必要で、その活動のためにはどんなインプットが必要なのか?この行き来なのだと思います。

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図.プロセスのイメージ

11.ロジックツリー

役立つ4つのメリット「一生使える」「全体が俯瞰できる」「捨てる能力が身に付く」「意思決定のスピードが上がる」。身に着けるには自己流の限界がある。メンターを見つけフィードバックをもらえるようにする。

ロジックツリーって本当に奥深くて、意味のある分解の仕方を考えるのがミソだなぁ、と思います。私は、ビジネスブレイクスルー大学院というところで「問題発見思考」というプログラムを受けたことがあり、そのプログラムで、徹底的にロジックツリーの使い方を教え込まれました。しかし、気を抜くとすぐなまります(苦笑)

私は今回、4つのメリットというのを見て、「捨てる能力が身に付く」というのが一番目からうろこでした。これまでは、全体が俯瞰できる、とか全体の関係性や有効な打ち手が見つけやすくなる、といった点に目が行っていましたが、些末なことに執着してしまっているときに、それを捨てられるようになることも大きなメリットですね。

コンサル1年目が学ぶこと」著者のおすすめの教科書は以下だそうです。
問題解決プロフェッショナル「思考と技術」/齋藤嘉則

12.雲雨傘提案の基本

「黒っぽい雲がでてきたので(事実)、雨が降り出しそうだから(解釈)、傘を持って行った方がいい(アクション)」のように、事実・解釈・アクションを区別して考える。資料化するときは、項目だてするのもおすすめ。

これは有名なマッキンゼーの教えですね。これはインタビューの研修でもよく言われました。ついつい、その人が言ったことのように自分の解釈を書いてしまうことがあります。なるべく、その人が言った通り記述し、その上で、「こうではないか?」という自分の解釈を分けて書かないとミスリードしてしまいます。

インタビューの場合は、「いま、xxxとおっしゃいましたが、もう少し詳しく教えてください」といった質問をすると、自分の解釈と全然違う回答がでてきたりすることもしばしば。

13.仮説思考

仮説を持つとは、現時点での結論を予め用意してからリサーチすること。その上で、仮説→検証→フィードバックのサイクルを高速回転する

これは新事業開発の教科書とも言える「リーン・スタートアップ」でいうところの「構築(Build)ー計測(Measure)ー学習(Learn)」のフィードバックループですね。アイデアを元に仮説を立て(Build)、実験してデータを得て(Measure)、学びから次のアイデアを得る(Learn)そして、仮説を立て直す(Build)というサイクルです。私は、BMLサイクルと、新事業開発の師匠が言っていたので、BMLサイクル、と呼ぶことが多いです。

私のnoteでは過去に何度も書いちゃっていますが以下の図になります。

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BMLのポイントは、最初に何を学びたいかを考えて、そのための実験を計画して、その実験をするために必要最低限な機能のみを備えたMVP(Minimum Viable Product)と呼ばれる「製品」を作って実験をします。このBMLのサイクルを小さく高速で回し続けることによって不確実性を下げて行きながら意思決定をして行くということが重要です。

14.自分の意見を持って情報に当たる

考えるとは自分の意見を持つこと。情報量自体に価値はない。日常の中でも、答えを知る前に、1分だけ自分で考える時間を作って情報に接する。

検索すれば、だいたいの情報は出てきてしまう時代なので、情報自体の価値は相対的に低くなっていると思います。だからこそ、情報の波の中から、意味のあるストーリーを紡ぎだす力が思考術だ、ということですね。

15.本質を追求する思考

情報をたくさん集めるよりも、ひとつかふたつの本質を抽出して磨き上げる

これは情報の量が大切ではない、と言っているわけではないことがミソだとは思いますが、先ほどの項目と同じですが、情報の量は膨大なので、「調べつくす」ということは不可能といえると思います。

この「本質を追求する」ことを最上位において書かれたのが「イシューからはじめよ」ですね。この本は、知的生産性を高めたいと思っている方は必読です。

本シリーズのそのほかの記事

しのジャッキーに刺さったスキル5選

「話す技術」編

おわりに

マネージャーの学びシリーズは以下のマガジンにストックしていますので、よかったらのぞいてみてください。

ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。

しのジャッキーでした。

Twitter: shinojackie

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