#49 一年の計が元旦では遅い
みなさま、お疲れ様です。今年も残り2週間となりました。
仕事もプライベートも今年を総括し振り返り、来年のイメージを膨らませているタイミングではないかと思います。
僕は仕事とかプライベートをほとんど切り分けません。なぜならどれも人生の構成要素でしかなく、人生という軸でやることを整理したほうが無意識がワクワクする感覚があるからです。仕事とプライベートと切り分けた瞬間から、仕事=Have to、プライベート=Want to、のように錯覚してしまう社会の風潮があるからです。本来は仕事はやりたいことで満たされ、自分の能力や機能/スキルを社会に提供することなはずなんですよね。
今年もゴールシートを貼っておきます、みなさんそれぞれが目指す人生の到達点(ゴール)を抽象度高く記述し、そこから逆算して現在、そして2024どう生きるか考えるきっかけにしてみてください。
一年の計は元旦にあり、とよく言いますが、元旦にイメージするのでは遅すぎると思います。新しい一年をスピードスタートで迎えていくためにも年末に時間を取って考えてみることをオススメします。僕はもう終わりました。
ちなみに過去に下記ページでもゴールシートについて書いています。
https://www.wantedly.com/companies/vpon/post_articles/369778#_=_
人生はあまりにも短いです。その中で多くの時間を費やす仕事は、絶対に自分がゴールに定めていることとリンクしていないと後悔します。常にゴールシート的な人生の道標を常にアップデートして、自分が過ごしている時間はそこに繋がっているのか考えるべきだと思います。逆に言うと一見無味乾燥な作業やタスクもゴールや目的が明確だとそこに楽しみを見出せるものです。仕事を楽しむとはそういうことだとも思います。一つの事象があった時、それをチャンスと捉えるか、ピンチと捉えるか。前向きに思考できるか、後向きで逃げるか。笑顔でいるか、不貞腐れるか。どれも選択です。その選択はゴールや目的があってはじめてプラスの方向に働くのです。
また、人は無いものは見えません。あるから見えるのです。ここ最近の社内報にも書いている通り、見るからあるのではなく、あるから見るのです。無いものは見えない。言葉でゴールや目的を記述すると、世界の見方が変わります。無いからあるに変わるのです。ゴールに必要なこと、チャンス、人、情報がどんどん目の前に現れる、あると見えるのです。未来からやってくる"ある"状態は言葉で記述し思考が無意識含め働くことで物理世界に表象します。前回も同じようなことを書いたと思います。思考が現実化していく過程はとてもシンプルです。現代の情報宇宙を含めた物理学、とりわけ量子論や超ひも理論でしっかり説明可能なほど解明が進んでいます。
であるならば、ゴール設定したもの勝ちじゃないですか。本来コーチングとはこのことを言います、ビジネスでよく使われるコーチングの定義は少し本来的な意味とは異なっていて、コーチングとは現状では到底到達できない大きなゴールを掲げ、無意識の創造性を発火させ、自然と導くことを言います。専門的なコーチを付けずとも、シンプルなセルフコーチングでなりたい理想には近づいていくことができる、と僕は思います。
が、しかしこれもまた前回書いた通り、物理空間というのは人と人の情報宇宙の抽象度が最下層レイヤーに存在していますから、あらゆるエネルギーや思惑が絡み合う複雑空間です。物理世界というやつは。
なので、ゴールに向けて、誰と付き合い、誰をパートナーとし、どこに住み、何をして、どのように時間を使うかがとても重要です。超絶大切な時間の使い方はゴールがあれば嫌でも無意識がより良い方向に向かわせてくれます。それを常に意識に上げれるよう、ゴールシート(じゃなくてもいいですが)のようなもので、自分自身のありたい姿をイメージしていきましょう。
前回も貼りましたが、Vpon JAPAN WAYというのは、そういう意味でも人生全般をより良くしていく要素満載の、単なる仕事の生産性を上げるためのものではありません。朝会で毎回言葉を読み意識に上げる作業をしてはいますが、是非これもゴールシートとセットで意識に上げて自分はどうかを振り返るツールにして頂きたいと思います。
言葉の意味を深掘りしてみることも抽象度を上げ行動の生産性を上げるのに役立つと思います。
自分にとって、たとえば情熱200%とはなんと言えるか。共有の定義は書いてある通りだけど、もう少し咀嚼すると自分的にはこうだなみたいな思考の深掘りは抽象思考そのものです。人に自分なりの言語化を伝えることも思考の訓練になると思います。
あとは例えば、キーストーンハビットは自分の中で何か。早起きなのか、読書なのか、筋トレなのか、趣味なのか、散歩なのか、、、もしこれまでキーストーンハビットについて考えたことがなかった人がいたら、、是非これを機に考えてみてください。そう書いたものの、ずっと掲げている行動指針の一つですからさすがにみなさんそれぞれの要の習慣、すぐに答えられると思っています。
あとは例えば、スピードの塊というけど、自分の中ではどれくらいのスピード、何をどうしたらスピードがある言えるのか、定義してみたことありますか?たぶんほとんど無いのではないでしょうか。数値化してみるのもいいかもしれません、数値化はまさに抽象思考そのものですから。
などなど、言葉を自分のものにすると、おそらく間違いなく思考が変わり、行動が変わり、習慣が変わります。
最後にキーストーンハビットの代表選手の一つ、読書について私見です。みなさんは読書していますか?毎日、毎週のちょっとした時間を読書に充てられていますでしょうか。ビジネスパーソンであれば、一般教養から専門書、小説、自己啓発系まで含めて、月に最低でも10冊は読んでないといけませんよね。
僕は複数回読む本もあるのでそれもカウントすれば多分平均で月に25-30冊は読みます。常に5-6冊を並行して読みます。
どうでも良い統計ですけど分かりやすいので一応紹介すると、ある一定までは読書量と年収は比例するんだそうです。それはそうでしょうね。抽象思考能力の差につながるからだというのが仮説です。
この情報洪水の時代、人の認知を利用する洗脳そして認知戦の時代、そしてAIの時代、抽象度を上げ、正しい情報を得て、サバイブしていく上では、抽象思考の差が生き残れるかどうかを分けると考えています。何を大袈裟なと思うかもしれませんが、そういう時代です。
5W2Hってあると思います。AIは今後いとも簡単に、Who, When, Where, Whatあたりの回答を人間よりも高速で導いてきます。人間はもはや勝てませんし勝たなくてよくてAIありがとう領域です。でもWhyやHowといった抽象度が必要な記述についてはそれっぽく高速で統計処理するけど、ただの統計で抽象思考ではありません。唯一人間ができることです。
これを鍛えまくるのに読書よりも効率の良い投資はないでしょう。
自分、家族、パートナー、仲間を守るためにはそれなりに認知武装しなければなりません。攻めないにしても守らないといつ攻められるかわからない時代です。(物理的な攻撃じゃなく、認知的な意味)正しく物を見るためにも、テレビやネットではなく、正しく情報を判断するための基礎教養を読書で得て、抽象思考し(抽象思考能力自体の強化にもつながります)、自分の状況や環境に照らし合わせて(これが抽象と具体のハシゴの上り下り)、これからの激動の時代に備えないと、人生、ビジネス、あらゆる局面で勝てない。ビジネスをとってみても、読書もせずテレビ垂れ流しや動画三昧で知識を得た気になっているのでははあまりに見識が浅い。僕も自戒を込めて圧倒的な読書量で知識を蓄えアウトプットし、みなさんにも還元できるよう努力します。
2024年、今から、良い準備をしましょう。
今週も1週間よろしくお願いいたします!
Shino
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