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[Opus9] Focacciaフォカッチャ

どうやらフォカッチャ(Focaccia)の由来は、イタリア語で火を意味する「Fuoco」から来ているそう。フォカッチャは、「火で焼いたもの」を意味するんですって。

イタリア中部では同じものでもスキアッチャータ(Schiacciata)と呼ぶそうです。「押しつぶす」という意味の「Schiacciare」が由来だそうです。
不思議ですね‥。

もちろんイタリア生まれのパンで、古代ローマ時代から作られピザの原型らしいです。
確かにローマで食べたPizza al Taglio(ピッツァ・アル・ターリオ)という切り売りピッツァ!四角い大きな天板の上で焼かれた色とりどりのピッツァを、切り分けて売っていました。フォカッチャのような生地の上にたっぷり具材が載っていて、それを長方形にカットしてくれてあります。カウンターでオーダーすると更に半分にカットしてサンドウィッチのように具を中にして折り込み軽く紙で包んで渡されたのを思い出しました。食べながら歩けるので異国感たっぷり!どうも私たち日本人は食べ歩きの習慣がないので歩きながら格好良く食べることができないのよね。具もぽろっと落下してしまいそうだし‥。結局に立ち止まって食べました。
NewYorkerみたいにグリーンマーケットかなんかの野外マーケットで歩きながらカッコよくリンゴをかじりたいものです。ホントこれ日本人は様にならないなぁと思うのです。食の違いは文化の違いとつくづく実感です。

イタリアに行ったのだからピザを食べなきゃ!と思って入った店がこのカジュアルスタイルピザだったので、ピッツァと言ったら丸い大きなやつを期待していたのに???となったのをやけに覚えてます。

生地も二種類。もちもちのナポリピッツァ(Pizza Napoletana)と薄くてカリッとしたローマピッツァPizza Romanaに大半できるようです。
イタリアのピッツェリアでは生地自体を楽しみ、一人一枚をナイフとフォークを使って食べます。

アメリカのNewYorkピザは大きなサイズを扇型にカットして売られていたり、みんなで切り分け型。
もちろん生地の感じも全然違う。イタリアから移住してきた人たちによってアメリカに伝えられました。アメリカナイズされて進化して行ったようです。
シカゴに至ってはディープディッシュピザ(Deep dish pizza)またはスタッフドピザ(Stuffed Pizza)と言われているケーキのようなピザに進化。5cmくらいの深さのパイ皿で焼かれ、分厚いキッシュのようなケーキやパイのような面持ちです。
食文化の各地の進化は興味深いですね。

おうちでフォカッチャのレシピです。安定の「だいたいこんな感じ〜!」です。
でも焼きたては美味しいです。


Recipe

フォカッチャ Focaccia

小麦粉 ‥ 180g (私は小麦粉の種類は問いません。今、家にある小麦粉を使います。)
ドライイースト ‥  3g
塩 ‥ 3g
水 ‥ 150g

粉類全てをタッパーに量り入れて混ぜる。
水を2回に分けて入れ混ぜる。冷蔵庫で8時間寝かす。
(冬は私の場合、家の中でも最も寒い廊下に置きます。夜寝る前に混ぜ混ぜして朝焼くのがおすすめです。多少の時間のズレは気にしないことにしましょう。)

オーブンを200度に予熱。
天板にクッキングシートを敷き、ヘラで生地を落とし、形を整えます。
破裂防止に何箇所か潰し、お好みでオリーブオイルなどのせます。
のせない場合はシンプルな田舎パンといった感じの仕上がりです。
30分程焼きます。

お好みで適量のせたら美味しいもの‥
exvオリーブオイル 
ローズマリー 
オレガノやエルブドプロヴァンスなどのドライハーブ
オリーブやケッパーなど 
岩塩


庭のローズマリー を摘みます。
混ぜ混ぜ。野田琺瑯がお気に入り。
オーブンに入れる前。
焼き上がり。ちょっと膨らみ悪かったかな〜もご愛嬌。
ハーフカット。断面図。良き香りです。


ブラックオリーブ&ローズマリー バージョン



ちょっぴりオリーブ埋れました。

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