見出し画像

Caesar salad [Opus2]シーザーサラダ

レタスの味って分かる人いるのでしょうか?
ただパリパリしている食感だけで味わっているのでは?
ドレッシングの味だけで味わっているのでは?
是非レタスだけで何もつけずに食べてみてください。
カット野菜ではダメです。ご自分でレタスを洗って食べてください。できれば土が付いているような、無農薬、有機肥料のもの。
どんな味がしますか‥?
玉レタス、サニーレタス、グリーンリーフ、ロメインレタス。レタスって結構深い。。。。

はじめて「これおいしい!」と思ったシーザーサラダを食べたのは1990年頃。まだバブル時代の残波を受けている時に渋谷のビル地下にあったCITRUSというレストラン。確か12ヶ月ビルだったかなぁ。今はもう多分違うものになっていると思うけれど。
アメリカ西海岸から出店した有名レストランで、現地ではブラットピットも訪れたとか・・・。

まだ日本にロメインレタスはそれほど出回っていない中、しっかりとした肉厚ロメインレタス(コスレタス)が使われていて、「日本でもこれが食べられるようになったか!」と感動したものである。
細かくカットしていない一枚ものロメインレタス数枚をたっぷりの手作りシーザードレッシングで和え、大きな白皿に潔く盛りつけられていた。
更にその上にはパルメジャーノレッジャーノで焼いた薄い円型の
チュイルがのっており、ナイフとフォークでパリパリと崩しながらいただく。
如何にもカリフォルニアキュイジーヌ。まだ小娘であった私は素敵に洗練されたモダンな盛り付けにときめいた。
お味もきちんとしたアンチョビ臭があり、チーズも濃厚で、オリーブオイルも風味豊か、ロメインレタスレタスもバリバリとした歯応えで素晴らしい。NewYorkで食べたデリのシーザーサラダとは違う、レストランのシーザーサラダ。
大変美味しい洒落たバブルな夜であった。その後程なくしてそのレストランは撤退。今やロメインレタスはあちらこちらに出回り、食のグローバル化や多様化は進むばかり。世界中の大体のものは日本でも手に入るし、もはや何を食べたらいいのか分からない。

その懐かしい記憶を紐解くにつれ美味しいシーザーサラダが食べたくなる。
八ヶ岳の美味しいレタスを使ったFourHeartsCafeのヤマナシキュイジーヌ。


因みにシーザーサラダはアメリカとの国境に接するメキシコのレストラン、「シーザーズ・プレイス」(Caesar's Place)のオーナーシェフであったイタリア系移民のシーザー・カルディーニによって調理されたのが最初と言われている。確かに使われている食材からしてイタリア。なので本当に美味しく作りたかったら、美味しいオリーブオイル、ペコリーノロマーノなどのちょっとこだわった美味しいチーズを使いましょう。私は家では普段遣いで食べたいので普通のチーズを使いますけど‥。

シーザーサラダのレシピと勝手に合わせたい日本のワインは‥‥↓

ここから先は

1,502字 / 3画像

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?