【名曲紹介】社会主義リアリズムの理想と形容された曲 ショスタコーヴィチ「交響曲第5番·革命」 4 shinobu@classical&contemporarymusic 2020年11月7日 23:57 ユリウス暦1917年10月25日(グレゴリオ暦11月7日)、つまり、103年前の今日ロシアで「十月革命」が起きる。「十月革命」とは社会主義左派勢力ボリシェヴィキの武装蜂起による暴力革命。帝政を崩壊させた立憲民主党(カデット)主導の臨時政府を成立させた二月革命に次ぐ革命。レーニン率いるボリシェヴィキ(後のソヴィエト)が首都のペトログラードを占拠し、ケレンスキー内閣を制圧。史上初となる社会主義政府を樹立。このショスタコーヴィチによる交響曲第5番は革命から20周年という記念の年に初演され、好評を博すこととなる。それまで前衛的な作品も書いていたショスタコーヴィチはこれにより、共産党の機関紙「プラウダ」によって貼られていた「体制の反逆者」というレッテルを覆し徐々にその名誉を回復していくこととなる。前衛と古典をこうした形で行き来していたショスタコーヴィチ。まさに命懸けの作品である。お読みいただきありがとうございました!よろしければスキ・コメント・フォローなどいただけるとうれしいです!他の名曲たちはこちら↓https://note.com/shinobu_classic/m/m6aa75a20b7ad いいなと思ったら応援しよう! いただいたサポートは、より充実した記事を書くためにすべて本など資料購入に充てさせていただきます! チップで応援する #クラシック #ソ連 #名曲紹介 #ショスタコーヴィチ #十月革命 4