山野草の写真と短歌
以下の通り合計八首詠みました。即興で作ったので凝ったものにはならず、素朴な感じがするかもしれませんが、読んで気にっていただけたら嬉しいです。なお、エッセイは常体の文ですが、通常の写真や詩の解説は敬体と口語体で書かせていただきます。こちらのほうが気楽でいいんですよね。短歌や詩が好きな人は、ぜひ感想をお聞かせください。今後の歌作りの参考にさせていただきます。よろしくお願いいたします。
「テッポウユリ」三首
◯車中より鉄砲百合の群落が窓の後ろに流れ行く道
◯晩夏から初秋にかけて咲く百合の去年より遅い最盛期を見る
◯生い茂る叢に咲く白百合は「ここにいます」と言っているよう
「ホタルヅル」三首
◯誰それに仙人草と間違われがっかり垂れているホタルヅル
◯道端にぽつぽつ咲いてる白い花に小さな虫が群がっている
◯蛍には縁があるのかどうなのか蔓生い茂り咲くホタルヅル
「ツタ」二首
◯道脇の切り株に生え朽ちかけた霊芝を覆うように茂る蔦
◯蔦が伸び絡みついてる切り株は染井吉野と知る人ぞ知る
【写真・短歌】私之若夜=しのわかや(2021.9.7)