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置き忘れられた短歌Ⅱ
本当は続編なんて止めようかと思ったんですけど、1人でも読んでくれた人がいたら、その人のために続けようと思ってました。そしたら、読んでくれた人がいました。感謝です。勇気を振り絞っての第二弾です。これで、誰も読まないようだったら、この続編は潔く止めます。では、早速。
『勘違い』
◯ご近所のメインクーンという猫をメイクイーンとじいちゃんは呼ぶ
◯玄関でちゃっかりと履き間違えた色だけ同じ君のスニーカー
いますよね。田舎で畑仕事なんかやってる元気なおじいちゃんに多いです。「メイクイーン」はジャガイモですね。まあ音は似ていると言えば似ているのでしょうけど。一方「メインクーン」は長毛種で比較的大きくなる種の猫ですよね。なんか見た感じ大人しくて可愛い感じの猫ちゃんです。ちなみにこういうおじいちゃんは、その猫のことをずっと「メイクイーン」て言い続けますから、ムキになって指摘しないほうがいいでしょう。機嫌を損ねてしまうのが落ちです。
次の歌は、最近飲み会に行ってないから見かけることもなくなったけど、スニーカーで来る若い女の子のお話。下駄箱に入れずにそのまま脱いで置いてあったりすると、酔っ払った人が間違えて履いちゃったり、踏んじゃったりして大変なことに。中には、確信犯もいそうです。「あっ、俺と同じ色じゃん。ごめーん。似てるから履き間違えちゃった。」ってサイズが全然違うでしょってね。これは、かなり失礼です。全くのタブーですので、うっかりの場合でも丁寧に謝りたいところです。まあ、感染症予防対策でこういう機会自体がもうなくなってしまっていますけど。
実は、僕も若い頃、一度だけありました。かわいい女の子のスニーカー間違えて履いちゃったんですよ。全く同じメーカーで色もおんなじだったんです。嘘のような本当の話。まずいことに、僕はずいぶん酔ってたので、「あれ?靴がなんか縮んだみたい。まあ、いいかっ。」って履いて外に出たんですよ。すぐに、「あら、靴がない。」って後ろから聞こえ、「えっ、どんなやつ?」って受け答え。直後「おい、おまえの履いてるのそうじゃない?」って、僕が声をかけられ、事実が判明。当然、謝りました、彼女に。ちょっとムッとしてたかな。一気に酔いがさめました。苦い思い出です。
それはさておいて、次に行きます。
『それって、もしかして…』
◯誕生日あなたがくれたテディベアの足にSEGAってタグが付いてた
◯失敗が致命的だけど全集中虫の呼吸でなんとか生きてる
UFOキャッチャーが得意な彼を持つ、彼女のお話。誕生日に、好きなテディベアのぬいぐるみをプレゼントしてもらい大喜び。でも箱から出して、よく見ると、付いてたタグに「SEGA」のロゴマークが…。これってまさか。でも、「非売品のレアなぬいぐるみなら、いいんじゃない?」っていうのが彼の言い分だったりするわけです。このあと、彼がどうなるのかは、勝手にストーリーを組み立ててみてください。おまかせします。
二つ目です。ご存知「◯滅の刃」の必殺技から「全集中〇〇の呼吸」のフレーズをお借りして(勝手に使って、ごめんなさい)「全集中虫の呼吸」とは。普通に「虫の息」と言えば、全然必殺技でなく、自分の命が風前の灯火だという歌の意味がよくわかるかと。ところで「失敗」って、何を失敗したんだろう?恋愛?仕事?それとも、お金かな?この歌を詠んだ本人さえわからないということにして、こちらも、ご想像にお任せします。
以上、四首でした。前回も書きましたが本当に要らないです、こんなの。まだまだいっぱいありますが、本当に困ったものです。