置き忘れられた短歌Ⅴ
不要なのだけれど捨てがたい。そんな短歌のリサイクル?リユース?リデュース?今回で5回目になります。なぜかここまで続いていますが、よろしくお願いします。
『頼むぜ…親父よ。』
◯誕生日「寿司買ってくる」と行ったきり期待を裏切る銀玉親父
◯銀魂はカッコいいけど銀玉に夢中の親父はいつもボンビー
◯ギャンブラー止めてと泣いた親族の愛で親父は足を洗った
おい親父!頼むよぉ…。僕が子どもの頃、うちの親父もこれに似たようなところがありました。そんな思いが僕に、こんな歌を詠わせたんだと思います。「銀魂」は、もちろんマンガ・アニメのアレです。一方「銀玉(ぎんだま)」はもちろんパチンコです。家族より大事なのか?既に遊びや趣味の範疇じゃなくなってるよ。ああ情けない。そんな親父が、自分でタバコを止めて、しかも、それからパチンコへも行かなくなり、完全に足を洗ってくれましたとさ。幸い依存症までは行ってなかったみたい。家族の愛は偉大です。めでたしめでたし…と。
さてさて、次です。
『結婚願望ヒートアップ』
◯期待など端(はな)からしない出会いでも一期一会を大事にしたい
◯僕からの想いはいっそう加熱して「暑さ」ではなく危険な「熱さ」だ
◯今はもう失いたくない君の手を掴み離さず歩き続けよう
必死でやれば、こんな感じかな?結婚を考えたお付き合いって。僕もかなり昔になるけど、なぜか一時期ムキになって結婚を考えて行動していたなぁ。その頃がこんな感じでしたね。その結果、今の家族がいるわけですけど(笑)でも、うまく行かないと、っていうか、相手の人を好きになったらヒートアップしていくって思うんですよ。最初は、「たとえ駄目でも出会いを大事にしよう。」とか潔いこと思ったりしているんですけれど、一度好きになってしまえば冷静さなんてぶっ飛んでしまうからね。いやいや、もうこれ以上は言いません。はい、おしまい。
以上、六首でした。ほんと、しょうもないことに、お付き合いいただき、ありがとうございました。