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【外音取り込み最強】Google Pixel Buds Pro 2の長期レビュー

こんにちは。Webライター・ガジェットブロガーのShinoです。
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GoogleのPixelシリーズと言えばスマホのイメージが強いと思いますが、Pixel Budsシリーズというワイヤレスイヤホンも実はラインナップされています。

私は現在、そんなPixel Buds Proシリーズの最新最上位モデルである「Pixel Buds Pro 2」を使っていて、その中でも外音取り込み機能にかなり魅力を感じているので、本記事で紹介したいと思います。

外音取り込み機能以外の音質やノイズキャンセリング、装着感などについても実際に使った感想をまとめていくので、ぜひチェックしてみてください。


Pixel Buds Pro 2の概要

Pixel Buds Pro 2は2024年9月に発売されたGoogleの最新完全ワイヤレスイヤホン(TWS)。

Googleの独自開発チップであるTensorチップをイヤホンとして初めて搭載し、ノイズキャンセリング機能の効果が従来比2倍になるなどの進化が見られます。

カラーは4色展開。今回は白系のポーセリンを購入しています。

・Porcelain(ポーセリン)
・Hazel(ヘーゼル)
・Wintergreen(ウィンターグリーン)
・Peony(ピオニー)

価格は36,800円。

Googleストアのほか、Pixelシリーズのスマホを取り扱っている携帯キャリア、各種家電量販店などで購入可能です。

外音取り込みが優秀すぎる

何よりも最初にPixel Buds Pro 2の魅力として伝えたいのが「外音取り込み機能」の優秀さ。

外音取り込みとは、イヤホン搭載のマイクを使って周囲の音を拾って、イヤホンを着けていないときのように耳に届けてくれる機能。
環境音を低減するノイズキャンセリングと並んで、ワイヤレスイヤホンの定番機能となっています。

Pixel Buds Pro 2は、この外音取り込みがめちゃくちゃ自然です。

これまで高価格帯含め結構な数のワイヤレスイヤホンを使ってきましたが、Pixel Buds Pro 2ほど外音取り込みが自然な製品はありませんでした。

外音取り込みが自然な部類でも、耳が少し覆われているように、環境音が少し遠く聞こえる製品がほとんどです。

しかし、Pixel Buds Pro 2の外音取り込みはほぼ「何も着けてない状態と同じ」環境音の聞こえ方をします。

高音は若干シャリッとした感じに聞こえはするものの、音との距離感はかなり近く、聞こえ方だけで言えば耳を塞がないタイプのイヤホンと大差ないと感じています。

一点、注意してほしいのは「環境音の聞こえ方はかなり自然だけど、ホワイトノイズは多め」ということ。
環境音が問題なく聞こえるのでそこまで問題ありませんが、基本的にずっと「サー」っとホワイトノイズが聞こえます。(これは他のイヤホンと同じくらい)

この記事で伝えたいのは正直これだけ。
外音取り込みが優秀なワイヤレスイヤホンが欲しい人は、ひとまずPixel Buds Pro 2をチェックしてみてください。

その他のポイントを評価

「いやいや、外音取り込みの話だけじゃ買うべきか判断できないよ??」そう思った方も多いのではないでしょうか。

ここからは、外音取り込み以外の音質、ノイキャン、装着感などについて私個人の評価をお届けします。

外音取り込み以外のポイントも知りたい方はこの先も読んでみてください。

音質

イヤホンの最も大切な要素と言える音質ですが、個人的にはPixel Buds Pro 2の音質は良いと感じました。

音の傾向としては、低音から高音までしっかり鳴っているバランス型という感じ。音圧はしっかりあり、2〜3万円台としては及第点という感じです。

11mmドライバを搭載したためか、特に低音は前モデルと比べて迫力が増している印象を受けました。

若干物足りなさを感じたのは高音の解像感。ただ、その分シャリシャリ感が抑えられて自然な感じに聞こえる点はメリットでもありそう。

ただ、あくまで個人的な印象ですが、AppleのAirPods Pro 2と聴き比べるとPixel Buds Pro 2の方が音質は良いと感じました。
全体的な迫力と解像感でPixel Buds Pro 2の方が上回っている感じです。

また、イコライザー機能もあるので、好みに合わせて音質を調整することもできます。

ゼンハイザーのMomentum True Wireless 4など音質特化タイプの製品も使っていますが、そこまでではないものの、Pixel Buds Pro 2も個人的には十分な音質だと思います。

ノイズキャンセリング

外音取り込みと合わせてTWSの代表的機能となっているアクティブノイズキャンセリング機能(ANC)。

ノイズキャンセリング機能もPixel Buds Pro 2は結構悪くないと感じています。

ノイキャンの強さに定評のあるAppleのAirPods Pro 2と比べてみたところ、AirPods Pro 2が10点満点ならPixel Buds Pro 2は8.5〜9点くらいという印象です。

2万円以上のTWSの中では標準的か少し優秀なレベルという感じで、こちらも及第点。

音楽再生と組み合わせればカフェなどでも周囲のノイズは気にならなくなるので、ノイキャン性能を求める方にも十分おすすめです。

操作性

PIxel Buds Pro 2は耳から出ている平らな部分をタッチして操作します。
タップ、ダブルタップ、長押し、スワイプなどの操作に対応しており、音楽の再生停止、曲送り・曲戻し、音量調整といった一通りの操作がイヤホンから可能です。

長押し時の動作はデジタルアシスタントとノイズコントロール(外音取り込みとノイキャンの切り替え)操作が選択でき、左右のイヤホンそれぞれに自由な割り当てが可能です。

Pixel Buds Pro 2の操作性はかなり快適で、指を当てる場所を間違えたり、誤動作してしまったりすることはほとんどありません。

特に、スワイプによる音量調整はかなり直感的で、使いやすいです。
全体的に見ても、Pixel Buds Pro 2の操作性は個人的にはこれまで使ってきたTWSの中でも一番気に入っています。

装着感

Pixel Buds Pro 2の先代モデルであるPixel Buds Proも装着感は優秀でしたが、Pixel Buds Pro 2の装着感もかなりいい感じ。

耳にスッとハマって長時間着けても嫌な圧迫感がなく、疲れにくいです。

GoogleはPixel Budsシリーズの開発にあたって、かなりの数(Pixel Buds Pro 2は4,500 万種類)の耳の形状データを分析しているので、多くの方の耳にフィットしやすい形となっています。

また、本体重量も片耳で4.7gと軽く、数値の面でも軽快な装着感が窺えます。

装着感についても他のTWSに比べて優れていると感じており、Pixel Buds Pro 2を選ぶ理由に十分なり得ると考えます。

コスパ

最後にPixel Buds Pro 2のコスパ面について。

Pixel Buds Pro 2の定価は36,800円。
競合と言えるAppleのAirPods Pro(第2世代)が39,800円、SamsungのGalaxy Buds Pro 3が38,500円なのを考えると妥当な価格ではあります。

これに見合った価値がPixel Buds Pro 2にあるかと言われると、「音質重視の方以外には十分ある」と私は評価します。

音質以外の、外音取り込み、ノイキャン、操作感、装着感などを考えると、Pixel Buds Pro 2の出来は十分良く、競合モデルとも十分競い合えるレベルだと思います。

一方、音質重視となると、私も持っているゼンハイザーのMTW4(定価49,940円、Amazonセール時35,980円)や、最新のTechnicsのAZ-100(定価39,600円)の方が確実に良いはず。

スマホメーカーのTWSとしては音質も悪くないものの、専門メーカーの同価格帯製品には劣るので、音質重視の方にとってはコスパは微妙なのでは、というのが個人的意見です。

ただ、一般的なスマホユーザーの大多数なら機能性も含めて、Pixel Buds Pro 2は十分良い選択肢だと思います。
PIxelユーザー以外にも割とおすすめ。(私は普段iPhoneとiPadに同時接続して使っています。)

まとめ:Pixel Buds Pro 2は注目度の割には結構良い選択肢

今回は外音取り込み機能を中心に、GoogleのPixel Buds Pro 2をレビューしました。

外音取り込みはかなり優秀ですが、それ以外の機能面の完成度も割と高く、個人的には「音質特化ではない普段使いイヤホン」として重宝しています。

Pixel Buds Pro 2はまだ登場して半年ほどの新しい製品ですが、同時に登場したPixel 9シリーズのスマホと比べれば注目度が低く、影が薄い製品です。

ただ、普段使いしやすいTWSを探している方なら十分満足できる仕上がりなので、ここまで読んで気になった方はぜひチェックしてみてください。

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Shino|Webライター・ガジェットブロガー
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