「好き」を武器に!真っ直ぐ勝負の就活体験談🍊
はじめに
はじめまして。4月から光文社に入社します、🍊です。
志望は、書籍編集と営業です。第3希望まで書く出版社では、ライツ(版権)を志望しておりました。
早いもので、僕が就活をしていた時期から1年と少しがたちました。
僕がこのnoteを読んでくれている皆さんの立場だったのも、ごく最近のような気がしています。
当時のことを思い返すと、情報を集めたかったこともあり、採用サイトの一字一句から採用関連の記事、noteなどを全部読み込んでいました。いま思えば、完全に不安に押しつぶされているか弱い就活生……。
いまここにたどり着いてくださっている皆さんは、同じような気持ちの人が多いんじゃないでしょうか。
大丈夫です。
就活を終えて、内定者として光文社の採用イベントに参加させていただいて、そして今この記事を書いていて、思っていること。
「就活に正解など存在しない」この一点に尽きます。
なので、内定者として僕が書いているこのnoteは、僕にとっての正解ではあっても、皆さんにとって正解ではないかもしれません。参考にできそうな部分は参考にしていただいて、違うなというところは笑い飛ばしながら読んでいただけると嬉しいです。
さて、ひとつ皆さんに聞いてみたいことがあります。
人生を明確に変えてくれた言葉、台詞、作品に出会ったことはありますか?
僕の答えは、こちらです。
僕の出版就活のきっかけになった、『神様のカルテ2』の台詞です。
世の中に星の数ほどある小説の、たった一行の台詞が、僕の人生の指針となり、結果的に光文社という素敵な場所まで導いてくれました。
すごく夢のある話だと思いませんか?自分が携わる本のたったひとつの言葉が、誰かの人生をこれだけ色鮮やかで夢のあるものに変えてくれるんです。これ以上に面白くてやりがいのある、そして命を懸けられる仕事なんてほかにないと思うんです、僕は。
これが、僕が出版社を目指した理由です。
不安なことなんて考えれば考えるだけ浮かぶものだと思います。ですが、これだけ純粋で飾り気のない理由で就活を進められること、これは出版就活のいいところだと思います。これだけで、頑張る理由になりますよね。
この僕の経験が誰かに届き、皆さんの夢や目標をささやかにでも背中を押すことができるように、このnoteを書こうと思います。
少しでも皆さんのお力になれれば幸いです。
1.自己紹介
内容に入る前に、僕自身の情報がわからないと参考にならないことも多いかと思いますので、初めに自己紹介をさせてください。
このプロフィールからわかっていただけると思うのですが、出版界では珍しめな体育会系出身です。出版就活を体育会系だからと不安に思う方、大丈夫です。もしかしたら周りに仲間はいないかもしれませんが、視野を広げれば、僕を含め意外と仲間はいますよ。
性格の特徴としては、「おひとりさま」で人のことが大好きなところかと思います。
だいたい何でも一人で行くことが多かったんです。一人は、チケットも取りやすいんですよ……。
飲みに行ったりするのも、一人で行けそうなエリアを探して(中央線沿線がベストです)、行った先で店員さんや近くの人に話しかけてみたり。いろんな人と話をして、素直になんでも面白がれるようになっていったことが、いま考えると出版就活においては良かったと思っています。
2.就活前の話
⑴どんな学生時代だった?
僕は小学校1年生から大学1年生の秋まで野球を選手としてプレーし、大学1年秋から4年秋まで、大学野球部のマネージャーを務めていました。
父親の影響で野球を始め、父親と同じ舞台で大学野球をすることを目指し、甲子園ではなく神宮球場を目指した、少し変わった目標を持ち続けた野球人生でした。
学生時代=野球と言えるものだったと思います。わあ~~体育会系。
おもに面接等でお話ししていた学生時代の話は大学時代の話ですね。皆さんがいわゆるガクチカとして書くのも大学時代のことが多いかと思います。参考程度に、僕の大学時代の話をしようと思います。
大学では、野球部に入部し、チームの決まりや自分の怪我等々もあって、大学1年秋にマネージャーに転向しました。
マネージャー転向の時の話はほぼ必ず聞かれていたのですが、細かく書くとこれだけでnoteが終わってしまうので、少しだけ。
マネージャーになる決断の際、何を考えたのか?ということを聞かれ、選手としての夢と可能性を自分で断つことに対して葛藤したことと、それを踏まえてもチームに何かしら貢献の形を残したいということをお話していました。
いま考えれば、ある意味チームである会社に対して、どんな形でも貢献できるということのアピールになっていたかもしれません。
実際にESに書いていたガクチカは、マネージャー時代におこなっていた野球部公式ブログの改善活動についてです。あまり更新の頻度がなかったブログを広報媒体として有効活用すべく、いろいろな企画を考えました、というものです。
いくつかガクチカは用意するべき!ということをさまざまな場所で目にすると思うのですが、僕はマネージャー時代にしていたことを羅列していくつか面接のその場に応じて話す、という対策方法でした。
たとえばSNS(おもにインスタ)のフォロワー獲得のためにPhotoshopを導入した話や監督・選手への取材対応業務の話、部でのクラスター対応の話やコロナ明け初のキャンプ(強化合宿)の話などなど。
この点は参考にならないかもしれないのですが、ガクチカで困ることはなかったということが正直なところです。
とはいえ、ほかの人から見たら立派なガクチカになることが、当人にとってはあまりにも日常すぎて見逃すことは意外とあると思います。なので自分のいままでの足跡をよく振り返るといいかもしれません。
自分、意外と頑張っていますよ。
さて、ここまで学生時代のことを書いてきましたが、野球以外はなかったのですか?と疑問に思う方、いらっしゃいますかね?思いますよね。面接でも聞かれました。
野球以外は?と聞かれた際には、教職課程を履修していた話をしていました。
大学では教育学部で教育学を専攻し、高校地理歴史科の教員免許を取得しました。更新制がなくなったので、実は僕、今後いつでも教壇に立てるんです(そんなに簡単な話ではない)。
教職の話はあまり就活でしなかったのですが、採用イベントにお邪魔した際に、就活において教職はどう生かせましたか?と質問をいただくこともあったので、ここでお答えしておきます。
教職をなぜ履修していたのか?という質問に対しては、いままで教育を学んできた以上、現場の視点や現実を踏まえ、先生・生徒の視点どちらも経験したうえで学びを終えたいから、です。
(国家資格を持っておけば路頭に迷うことはないだろということも本音ではあります。恰好がつきませんね)
なぜ国語科じゃないの?という質問に関しては、単純に大学のルールの都合上、です。参考にならず、すみません。
ただ、自分の興味のある科目ではない科目を履修していたことで、気乗りしないときの勉強法だったり、いかに授業内容に興味を持たせるかを考えたり、プラスなことはありました。
能力的には、現場を知ることの大切さを学ぶことができたこと、誰かに何かを伝えるためにはかなりの労力をかけた下準備が必要なこと、人の前に立つ度胸、興味を持ってもらうような話し方の工夫、などが挙げられます。実際の経験を交えれば説得力のある話ができると思います。
ここまで長々と自分の話をしてきましたが、就活という面ではどうだったのか?言葉を選ばずに言うのであれば、いい環境にいさせていただいたおかげで、かなり恵まれた経歴で、それなりにいろいろとうまくいきやすい状態でした。同じ境遇の同期はそれこそ大手の不動産や金融、商社に進んでもいます。
では、出版就活においては、その経歴だけでうまくいくものなのか?残念ながら、答えはNOだと思います。実際、どこもうまくいったわけではなかったですし、何社も落ちながら就活を進めていきました。
けっして就活は経歴ゲーではないですし、結局は人柄で決まるものだと思います。なので、こんな奴でも出版業界受けてるんだ、入れるんだと思ってもらえれば嬉しいです。
⑵なぜ出版社を目指したのか?
いちばん最初のきっかけは、幼少期に母親(祖母)が、2~3冊の絵本が定期的に届くサービスを契約してくれていたことです。このおかげで小さい頃から本は身近な存在でした。好きな絵本は?と聞かれたらいまでもおすすめをお答えできます。(マイベストは『さむがりやのサンタ』です。)
その後は、家に「ハリー・ポッター」シリーズが全巻あることがきっかけで難しい本を読むことができるようになったり、塾の自習室で勉強したくないあまりに『レ・ミゼラブル』を読み続けていたりといろいろエピソードがあります。そのなかでも、僕が就活でよく鉄板ネタにしていたのが、「お小遣い無制限(ただし本に限る)」と「おうち本屋大賞」です。
「お小遣い無制限」については、母親から本を買う時だけは自分でお金を払わなくていいというルールにしてもらっていました。小さい時のお小遣いの金額は微々たるものですので、好きなものがすべて買えるわけではありません。
しかし、本なら話は別となるとどうするか?本を買うことですべての購買意欲を満たすわけです。
このおかげで、たくさんの本を買い、たくさん本を読むという習慣が身につきました。
ちなみに、大学野球部を引退するまで、本代は必要経費扱いで出してもらっていました。脛かじりすぎてそろそろ出汁が出そうです。大変感謝しております。
「おうち本屋大賞」は、その名前のとおり、我が家で開催される本屋大賞です。本家の本屋大賞のノミネート作品のなかから、自分の本屋大賞はこれだというものを購入してきたうえで、母親とプレゼンをしたり、意見交換をしたり。そして結果を答え合わせするという恒例行事でした。
ちなみに僕はよく2位を当て、母親は1位を当てておりました。
これが、本との出会い、本との親しみ方でした。
そして、初めに述べた「神様のカルテ」シリーズと出会うことになります。「1.2.3.0.新章」と計5冊シリーズが出ているのですが、すべてに僕が人生で大切にしている言葉があります。
読んだ当時は主人公である栗原一止に憧れ医師を志しましたが、あらゆる教科の点数が足りず、足りていたのは気合いだけという状況が中学生にして早々に訪れましたので、違う道を目指すことになりました。
このときから、漠然と本に携わる仕事をしたいな~なんて思っていました。
これが、いわゆる志望理由の原体験ですね。
3.就活の話
さて、これまで僕個人の長い話におつき合いいただき、ありがとうございます。いよいよ、就活向けの話です。こちらのほうが需要があると思いますので…遅くなりすみません…。
⑴僕の就活の話
①いつから
就活を具体的に始めたのはいつ!とは言えませんが、野球部という環境の特性上、先輩やOBの話で就活にふれる機会は多くありました。心配性ということもあり、大学3年生になる頃には漠然と考え始めていたように思います。
夏のインターンは部活動との兼ね合いもあり、教育系の1社のみESを出し、1dayインターンに参加しました。
その後は年内に合同説明会に参加してみたり、部活でのセミナーを受講したりという感じで、知識だけは蓄えていった感じになります。
本選考はというと、出版社が志望業界のなかでは早かったこともあり、12月からESを書いてという感じでした。年内にコンサルを受けて…とかはしない就活でした。
②どこを
就活を始めるにあたり、興味を持っていた業界は出版、教育、放送、エンタメ(音楽と舞台)でした。
前述した合同説明会や先輩のセミナーを受講し、体育会系ということもあり、さまざまな業界の話を聞くことにはなりました。しかし、聞けども聞けどもまったく興味を持てず。条件だけで考えれば目をつぶれるけど、そんな選び方しても絶対楽しくないよな~~~(葛藤)。そして、このままいくと教員免許を取得できる状況。腹を括って、自分が本当に働きたいところのみを受けることにしました。
出版社を含め、総計15社程度だったのではないでしょうか。それも、4月上旬に放送系の1社から内定をいただいたタイミングで出版社以外は辞退してしまいました。
就活を終え、光文社の人事の方には「危うくプー太郎でした!」と笑って話していますが、当時は不安もありました。内定は心の余裕ですので……。早期選考など、労力があればじゃんじゃんやっていくべきだとは思います。
③どんなふうに
先述したように、本当に働きたいところを受けることにした就活だったため、受けるところはほぼ名の知れている会社ばかり。いま考えると本当にチャレンジャー。
というわけで、いわゆるミーハー就活みたいなことにはなっておりました。
ただ、生きた言葉で嘘偽りなく、きっちりと志望動機を話せる会社という観点に絞ることはできていました。おそらく、それが功を奏し、ご縁をいただけなかった会社に関しても後悔なく、今振り返ることができているのだと思います。
もう一度就活をするならどうするか?と自問してみても、おそらく同じ道を選びます。繰り返しになりますが、就活に正解はありません。自分が納得できる方法を取ることがいちばん大事だと思います。
⑵就活対策
続いて、実際にどんなことに気を付けて就活をしていたのかの話をしますね。
就活のどの段階においても、僕が大事にしていたことは嘘をつかないことです。
そもそも就活は能力で判断されるわけではありません。能力のみで決まるのであれば、大学受験と就活は同じようなものになると思います。そして、GPAが山本由伸投手の防御率くらいの僕は光文社に絶対に入れません。
なので、スゴい奴になろうとしなくていいんです。自分の素敵なところに目を向けて、胸を張って自分はこんな人間です、と伝えきることが大事なのだと思います。
①ES
まずは文章の書き方的な話を。僕が気をつけていたことは、一文一意の徹底と無駄な修飾語はすべて削るという2点です。
出版系のESは文字数が多いといえど、字数には制限があります。ちなみに光文社は字数が少ないほうだと思います。
なので、簡潔に、誰が読んでも自分のことが伝わるようにしなければいけないわけです。
そうなった際に、文章を簡潔にするコツが一文一意、そして一文を40字くらい(Word1行くらい)にすることでした。ぐっと簡潔に読みやすく、なにより書いている自分の思考が整頓され、面接のときとかにも身を助けてくれるようになります。
出版社のESということもあり、文才あるふうに(言い方が悪い)文章を書きたいと思ってしまうこともあると思います。気持ちは十分わかります。ただ、文才のある文章は書こうとして書けるものではないと思います。むしろ書こうとして書いたらそれは偽物ですし、なによりESは文才を披露するために用意された場所ではない。
というわけで、誰が読んでも意味の誤認識が起きないようなわかりやすい文章を心がけていました。
文末は「だ・である体」で統一して書いていました。理由は字数が少ないからなので、これはどちらでもいいと思います。周りの人は「だ・である体」が多かったですかね。
続いて、書く内容の話。
設問に対して、思いつく限りの回答の要約をESに書くというイメージでした。どうしても字数制限があるため、伝えたい・話したい内容をすべて書くことは難しいです。なので、読んでもらった段階で伝えたいことの概要がわかる文章をESに書き、面接で細かいところは聞いてもらえるだろうというスタンスを取りました。
一度どこかの出版社のESを書ききって、それが満足いく出来になっているのであれば、その使いまわし/字数変更でうまくいくと思います。ES最難関は間違いなく出版社です。
ちなみに、ESで頭を悩ませがちな好きな作品を書いてくださいシリーズ。
僕は会社に寄せることはしませんでした。せっかく出版社なのだから、好きな作品書かせてもらおうと思い、話が盛り上がればいいな、くらいの気持ちで作品を書きました。
この間自分のESを振り返ったのですが、かなり俗っぽい流行りのものを書いていて血の気が引く思いはしました。いまだったらもう少し熱く語れるものを書くのに…!と思います。
添削はどうしていたか?という点については、出版業界志望ではなく、かつ自分のことをよく知っている友達に見てもらっていました。このほうが伝わりやすいんじゃない?とか、これちょっと言葉の使い方が意味通りづらいかも?とか、ちょこちょこ指摘を入れてもらいました。
②面接
もともと面接というものに抵抗感がなく、なんなら得意分野ではあるという前提にはなりますが(喋るの大好きなので)、僕がしていた面接の準備の話をしようと思います。就活の途中で明確に失敗と言える経験をして、途中から準備の仕方を変えているので、それもあわせてお話ししますね。
僕は、就活が始まった当初は、すごく準備して面接に臨むタイプでした。
エントリーシートから予想できる質問を事前に思いつくだけ出してみて、2~3ターンはやり取りができるように回答と深掘りのフローチャートを用意してみたり。
面接のときにはエントリーシートと自作の質問解答集を印刷して持参し、面接会場の近くのカフェで1時間前くらいからそれを読んで頭を回していたり。後悔したくないなという気持ちと不安から、けっこうしっかり準備していました。ちなみに、回答は一字一句頭に入れるわけではなく、伝えたい言葉だけ頭に入れていました。それ以上の内容を覚えると、死んだ言葉になってしまいやすいと思います。
実際に、この対策方法をしていた時に内定をいただいてはいるので、性に合う人には有効なやり方だと思います。
そんな面接をしていたのですが、ほかの出版社で、「本への熱量が見えてこないんだよね」とガツンと言われました。
この一言で、なんでこんなに準備して定型化して、自分の熱量を押し込めてしまうようなことをしたんだろうとすごく後悔しました。
別の出版社でも、質問への用意をしすぎて、本音で答えなければいけない質問に言葉を選んでしまい、お祈りを頂戴しました。それは意地悪な質問ではあったのですけどね。
これを踏まえて、本当に必要なことは自分のまっすぐな熱意をまっすぐ伝えきることができる言葉だと、割り切ることができました。
その時点で、残す出版社は光文社のみ。もちろん同じように考えうるすべての準備をしたい気持ちもありましたが、真っ直ぐな熱量で伝えきって、夢が破れるなら胸を張って敗者になろうと思うことができました。
というわけで、ESの設問に対して自分の伝えたい言葉だけをしっかりと準備して、後はその場の熱量を信じるスタンスにしました。そしてなにより、面接を楽しんでいこう!と。これはほかの内定者の同期とも共通しているので、光文社のカラーなのかもしれませんね。光文社の面接がいちばん楽しかったです。
細かいスキルについては、あくまでも面接も人との会話であること。聞かれていないことまで話を広げすぎない、相手の話は最後まできちんと聞く、目を見るといった日常会話の当たり前のことはやっぱり大切だと思います。
③筆記・作文試験、グループディスカッション
光文社だとおもに作文試験になると思いますが、作文を書くという行為に対して、具体的に何か対策はしていませんでした。というのも、わりと普段からブログを書いたりと文章を書くことには慣れていたので、なんとかなるだろうと思っていたからです。
そのなかでも、ニュースを読んだり流行りに対応したりということは必要だと思い、意図的にネットサーフィンの時間は増やしていました。具体的な対策はその程度です。
作文の文章についてですが、文章形態(論説とか、小説とか)には特に是非はありません。僕は2本とも論説を選択しましたが、ほかの同期はそんなことなかったみたいです。
また、どんな内容を書こう?と悩むとも思いますが、受験の小論文とは違って、特段正解はないので安心してください。
光文社の採用に関して言えば、こちらがびっくりするくらいに作文は読まれています。僕は3次面接での作文試験で置きに行った自覚があったのですが(簡単に思いつく、70点くらいの内容を目指しました)、内定後にしっかり「置きに行ったよね?」と言われました。
なので、自分らしさを表現できる、ESの追加とでも思って、思ったことを書いて、あふれ出る自分らしさで勝負することがいいのかな、と思っています。
グループディスカッションにおいては、僕が意識していたことはチーム戦でありかつチーム戦ではないということ、そしてどこかに自分の得意要素を入れる姿勢を見せることです。
チーム戦かつチーム戦じゃないとなると矛盾しますが、これはグループで目標・課題解決に向かって取り組む姿勢が評価対象になるため、独りよがりになるとゴールにたどり着かないということ。そして、グループ全員で合格/不合格と括られるわけではないということです。
なので、あまりにもチーム感を出しすぎると苦戦すると思いますし、周りとドンパチやりすぎても苦戦します。
どこかに得意要素を入れるという点については、与えられたテーマやグループの話の方向性が自分が明るくない分野に行った場合に思考停止することを防ぐ狙いがありました。
実際のGDでは、僕のいた班は女性誌志望が多く、文芸志望には少しアウェーな感じで話が進んでいきました。そこで、文芸要素を入れるのではなく、文芸志望なら知っていそうな本の選び方の話を持ち出し、いい具合にアイデアを取り入れてもらって話をまとめていくことができました。
とにかく議論に参加していくという姿勢を持つことが一いちばん大切です。
(ちなみに、同期の🥝とはGDが一緒でした。いやぁ、頼もしかったです)
④その他
ここまで就活の具体的な対策の話をしてきましたが、採用イベント等で質問をいただくことが多かった、おすすめの習慣について少しだけ。
僕は日記をお勧めしています。自分の気持ちを整理すること、感情を言語化すること、文章を書くことに慣れること、漢字の練習になること……出版就活で必要とされるスキルで会話関連以外は身についていくと思います。
僕は紙のノートに、書ける日に書くスタイルを取っていましたが、WordでもOneNoteでも携帯のメモでも、それこそnoteやTwitter(強い意志をもってTwitterと呼んでいます)でもいいと思います。
4.おわりに
ここまで長々とおつき合いいただき、ありがとうございました。
noteを書くことになったとき、どれくらいの文章量がいいのだろう?と悩んでおりました。
ただ、このnoteにたどり着いてくれるような熱心な人は、どれだけ書いても読んでくれるのではないか、約1万字の中からでもヒントを見つけ出してくれるのではないか、と思いついてしまいました。
その点に甘えて、これだけいろいろと書いてしまっています。時間も限られているというのに……ごめんなさい。そして、あらためて、読んでいただき、ありがとうございました。
その優しさにもう少しだけ甘えさせていただいて、僕の大切にしてきた言葉を紹介させてください。
出版就活をしていると、文才溢れる人やエキセントリックな人に憧れてしまう部分があると思います。僕自身独創的なわけでもなく、誇れることと言えばひとつのことに対して長く向き合い続けられること。いわば真面目な部分でもあるわけです。
ここに対してコンプレックスを持つわけでなく、上の言葉を大切にすることで後ろ向きにならずに乗り越えてくることができました。
僕は小説に支えられて今の自分がありますが、皆さんにはそれぞれのものがあると思います。音楽だったり漫画だったり、誰かにかけてもらった言葉かもしれないですね。そういうものを大切にして、否定してしまうことなく就活を終えられることがいちばんいいのではないかな?と思います。
わずかではあると思いますが、このnoteがそのお力添えをできることを願って、結びたいと思います。
睡眠、食事、気分転換は大切に。深夜の考えすぎは禁物です。
健康に気を付けながら、頑張ってくださいね。
近い未来、先輩・後輩として、そして仲間としてお会いできることを心の底から楽しみにしています。またお会いしましょう!