相談事例:高齢の両親の認知症
相談者:ムタ様
父親名義の土地に、
別棟で家を建てて住んでいる。
近くにいるので、
両親とよく顔を合わせている。
最近になって、両親ともに
どうも会話が噛み合わないことが多くなり、
気になっていた。
年末の忙しい最中だったが、
病院に連れていったところ、
認知症の初期と診断された。
急なことで驚いているが、
これからできる対策はあるだろうか?
☆未来に繋がる気づき
これから、ご家族でご両親を支えるのは
大変なことだと思います。
相続面での対策について申し上げるなら、
認知症と診断されてしまうと
「制限行為能力者(せいげんこういのうりょくしゃ)」
となって、
一切の契約行為ができなくなります。
お父様から息子さんに、
生前に不動産の名義変更をすることもできなくなります。
また、ご両親のどちらかが
先に亡くなった時の遺産分割協議も
同様です。
「後見人」を立てれば、
後見人が代わって契約行為を
行ってくれますが、
後見人の了承が必要になってしまいます。
ご両親の現在の状況によりますが、
遺言作成は公正証書にした方がよく、
作成できるかは
公証人の判断になってきます。
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