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11月23日:「オルレアンの私生児」ことデュノワ伯ジャンの誕生日
11月23日は、シャルル七世とともに育った親友でいとこでもある、
「オルレアンの私生児」ことデュノワ伯ジャンの誕生日です。
1402年生まれだから、生きていれば622歳ですね。おめでとう!
シャルル七世の父・狂王シャルル六世の弟、王弟オルレアン公と踊り子マリエット・ダンギャンの間に生まれた庶子ですが、「私生児でありながら破格の待遇を受けた」と言われています。
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シャルル七世とデュノワ、主従ともに実の親とは縁の薄い生い立ちで、幼少期から一緒に育った境遇を考えると、主従・従兄弟というよりも家族・兄弟同然だったんでしょうね。
権力者になった幼なじみから分不相応な待遇を受けていると、周囲からやっかみなどありそうですが、そういう話が出てこないあたり、有能かつ人柄も良かったんだろうなーと想像。ある意味、世渡り上手で憎めないキャラクター。
ちなみに、明日11月24日は命日でもあります。1468年没。
シャルル七世よりも長生きしているので、小説『7番目のシャルル』で多少ピンチに陥っても心配ご無用です。ちゃんと生き延びて天寿をまっとうしますから安心してくださいね。
\ここから下は自著とコンテンツの宣伝です/
▼7番目のシャルル、聖女と亡霊の声
あらすじ:不遇な生い立ちの王が百年戦争に勝利するまでの貴種流離譚。
フランス王国史上最悪の国王夫妻——狂王シャルル六世と淫乱王妃イザボー・ド・バヴィエールの10番目の子は、兄王子の連続死で14歳で王太子になるが、母と愛人のクーデターで命からがらパリを脱出。母が扇動する誹謗中傷に耐え、19歳で名ばかりの王に即位したシャルル七世は、没落する王国を背負って死と血にまみれた運命をたどる。
父母の呪縛、イングランドの脅威、ジャンヌ・ダルクとの対面と火刑、王国奪還と終戦、復権裁判。没落王太子はいかにして「恩人を見捨てた非情な王」または「勝利王、よく尽された王」と呼ばれるようになったか。
※noteのヘッダとアルファポリス版の表紙画像はPicrew「IIKANJI MAKER」で作成したイラストを加工し、イメージとして使わせていただいてます。
▼7番目のシャルル、狂った王国にうまれて【少年期編完結】
※アルファポリス版の表紙画像は離雨RIU(@re_hirame)様からいただいたファンアートを使わせていただいてます。
自著の紹介
既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』
2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。
新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』
ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。
web小説『7番目のシャルル』シリーズ
シャルル七世が主人公の小説(少年期編/青年期編)連載中。
関連エッセイ、翻訳などもあります。
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