
ルネ・ダンジューのバースデー記念スペース終了
1月16日は、シャルル七世の義弟で盟友でもあるルネ・ダンジューの誕生日です。1409年生まれだから生きていれば615歳ですね。おめでとう!!
先週の金曜日に、X(旧Twitter)で『古代ローマの娼婦』下巻リリース記念・販促スペース(音声配信)をしたときに、もうすぐルネくんのバースデーなんですよーと話したら、「じゃ、次回スペースはその日ね」とリクエストをいただいたので…
リクエストがあったので
— しんの(C.Clarté) (@shinno3) January 16, 2024
今夜10時からスペースやりますhttps://t.co/7WqgdLjBTb
急きょ、ルネ・ダンジューのバースデー記念スペースをやりました。
一人語りだと、やっぱり20〜30分が限度だなぁ。
色々つたないですが、聞いていただきありがとうございました。
例によって、内容をざっくりご紹介。
ルネ・ダンジューくん、誕生日おめでとう❣️
フランスの貴族だけど、シチリア王位を持っているためルネ王とも呼ばれる(実権はない)
王侯貴族の中で、特に高い身分の人は称号をいくつも持っていたりする。そういうときは、より高い方の称号で呼ぶのでルネ王になる。
『7番目のシャルル』では4歳から登場。実際のシャルル七世も実弟並みに可愛がっていたそうで、作者としては、つい「ルネくん」と呼びたくなってしまう。
ルネ・ダンジューの二つ名は「善良王」と「料理王」
二つ名の由来になったエピソードをいくつか紹介。絶対いい人だー!
\ルネ・ダンジューと関わりの深いプロヴァンスの郷土菓子/
シャルル七世がルネくんを寵愛していた(リッシュモンも認めている)のも納得。虜囚生活をエンジョイするしたたかさと、可愛らしい人柄にほっこり❣️
実は、『薔薇王の葬列』に登場するマーガレット・オブ・アンジューのパパです。マガ様の女傑っぷりはおばあちゃんのヨランド・ダラゴン譲りだと思う。
ルネ・ダンジューは歴史の主流ではあまり登場しないけど、おもしろいエピソードがたくさんある。『7番目のシャルル』ではオルレアン包囲戦のあと、ランスでの戴冠式の辺りから再登場するのでお楽しみに!
リッシュモンは「デュノワやルネ・ダンジューほど(シャルル七世に)愛されていない」と嘆いているけど、全然違うタイプだから仕方がない。比べることはできない。
シャルル七世はリッシュモンのことも愛していたと思うよ!!
— しんの(C.Clarté) (@shinno3) January 16, 2024
ルネ・ダンジューの記念スペースだというのに、なぜ私はリッシュモンのフォローをしているんだ?😂
web小説『7番目のシャルル』シリーズ
自著の紹介
既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』
2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。
新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』
ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。
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