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若きシャルル七世夫妻とお城で働く子供たち

前にも何度か書きましたが
ガストン・ボークール著『シャルル七世の歴史(Histoire de Charles VII)
全6巻(総ページ数が広辞苑以上!)のうち1巻を私訳・読了。

今は2巻を読んでいます。まだ全然最初の方ですが
シャルル七世のほっこりエピソードが可愛かったので紹介させてー✨

状況的に20代前半ごろ、お城の厨房で働いている子供たちを連れてモン・サン・ミシェル方面に巡礼。途中でマリー・ダンジューも合流してみんなで物見遊山したんだとか。

若き国王夫妻、かわいすぎる☺️

即位後〜オルレアン包囲戦の前と思われるので、『7番目のシャルル、聖女と亡霊の声』第二章で取り上げたモン・サン・ミシェルの戦いに備えるための打ち合わせ、または戦後の論功行賞のために、シャルル七世は「王の公務として」訪問したのかも。

公務の裏側で、こういうエピソードがあったと知ると…
シャルル七世とマリー・ダンジューのプライベートな性格とか、二人のそばにいる臣下や小姓たちの主従関係とか、楽しい想像がはかどりますね。


\ここから下は自著とコンテンツの宣伝です/

▼7番目のシャルル、聖女と亡霊の声

あらすじ:不遇な生い立ちの王が百年戦争に勝利するまでの貴種流離譚。
フランス王国史上最悪の国王夫妻——狂王シャルル六世と淫乱王妃イザボー・ド・バヴィエールの10番目の子は、兄王子の連続死で14歳で王太子になるが、母と愛人のクーデターで命からがらパリを脱出。母が扇動する誹謗中傷に耐え、19歳で名ばかりの王に即位したシャルル七世は、没落する王国を背負って死と血にまみれた運命をたどる。

父母の呪縛、イングランドの脅威、ジャンヌ・ダルクとの対面と火刑、王国奪還と終戦、復権裁判。没落王太子はいかにして「恩人を見捨てた非情な王」または「勝利王、よく尽された王」と呼ばれるようになったか。

※noteのヘッダとアルファポリス版の表紙画像はPicrew「IIKANJI MAKER」で作成したイラストを加工し、イメージとして使わせていただいてます。

▼7番目のシャルル、狂った王国にうまれて【少年期編完結】

※アルファポリス版の表紙画像は離雨RIU(@re_hirame)様からいただいたファンアートを使わせていただいてます。


自著の紹介

既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』

2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。

新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』

ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。

web小説『7番目のシャルル』シリーズ

シャルル七世が主人公の小説(少年期編青年期編)連載中。
関連エッセイ、翻訳などもあります。


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しんの(C.Clarté)
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