パリ五輪開会式:フランスの歴史創作やってる字書きの雑感
パリ五輪が始まりましたね。
開会式の斬新なパフォーマンスについて、X(旧Twitter)にポストした雑感をまとめました。
なお、パリ五輪のパフォーマンスから派生して、「大衆向け歴史創作」の観点からシャルル七世とジャンヌ・ダルクのことも触れてます。
第一印象は、上記のような感じ。一夜明けて(時間見たら昼近いw)もう少し突っ込んだことをつらつらポスト。
流血と殺戮を賛美するかのようなグロテスクな演出…
こういうのが好きか嫌いかは意見が分かれると思います。
ただ、オリンピックが「平和の祭典」であることを踏まえると、ふさわしい演出とは言い難い。
また、「フランス史の文脈」でギロチン描写を入れるなら、当時の君主だったルイ16世でやるのが筋でしょうに。安直な人選にもあきれている。
開会式のパフォーマンスに強めの嫌悪感をもよおすのは、私個人のセンスの問題なのかなーとやや不安に思っていたけど、そうでもないみたい。
途中、ジャンヌ・ダルク(?)を彷彿する演出があったらしい。
開会式とは直接関係ないですが、「ジャンヌは国のために戦い、最後はシャルル七世に見捨てられた」説を見かけて、スルーできず…
当方、「史実はネタバレではない」と認識しているため、
『7番目のシャルル』の展開にかかわることを軽い気持ちでつぶやきます。
少しもネタバレしたくない人はご注意ください。
「歴史好き」かつ「歴史創作やってる字書き」としましては、
下記ポストの所作を忘れずにいたいですね。
推し人物/時代には、やっぱり興味と好意を持って欲しいし
私が至らないせいで、推しにネガティブな印象を持たれることは避けたい。
自著の紹介
既刊:デュマ・フィスの未邦訳小説『トリスタン・ル・ルー』
2022年10月21日、シャルル七世即位600周年記念にリリースしました。
Kindle版(電子書籍)とペーパーバック版があります。
新刊:『十九世紀の異端科学者はかく語る』
ジョン・ラボック著『The Pleasures of Life』第一部を翻訳・書籍化しました。訳者・序文で「ダーウィンとラボックの師弟関係」を書き下ろし。
web小説『7番目のシャルル』シリーズ
シャルル七世が主人公の小説(少年期編/青年期編)連載中。
関連エッセイ、翻訳などもあります。