ビックヒストリー 宇宙編
宇宙が生まれ、ビックバンが起こり、約38万年経過して宇宙が晴れ上がってから私たちの宇宙がはじまった。
やがて銀河が生まれ、銀河同士の衝突が起こり、その度ごとに銀河の中では恒星が生まれ、死んでいく。
銀河が出来た当初、超新星爆発で第一世代の星でヘリウムまでが生成され、その後第2世代、第3世代と重元素が造られていく。私たちの太陽系は、第何世代なんだろうか。鉄もあれば金もある。たくさんの重元素が生成された後だからこそ人間が生まれた。私たちの身体を構成している元素は、全て超新星爆発によって生まれた。
私たち地球の生物は全て星屑で出来ている。私たちは星の子供たちだ。
私たちの住んでいる天の川銀河は、おとめ座銀河団に所属していて、超おとめ座銀河群の端に位置している。これが信じられない奇跡を呼んだ。銀河団の端に位置しているから銀河同士の衝突がもう約100億年ほど起こっていない。これは本当に奇跡的なことだ。
だから私たちの天の川銀河はとても穏やかで、超新星爆発もガンマ線バーストも、他の銀河よりも圧倒的に少ない。約46億年前に太陽系が生まれ、生物が生まれて約40億年、近くで超新星爆発もガンマ線バーストも起こっていてない。だからこそ私たち生命が進化出来た。
地球から1000光年以内でガンマ線バーストが起こっていたら、私たちは丸焼けになってここにはいないはず。生命はまったく跡形も無かった。私たちが存在していることは、どれだけの奇跡の連続なのだろうか。
天の川銀河のように穏やかに成長する銀河が出来る確率は、2兆個の銀河の中で、数個しか生まれないとのシュミレーション結果もある。とても不思議なのだが、天の川銀河はまるで生命を育むために存在しているかのような銀河なのだ。そのことを私たち人間は最近になって知った。
太陽系の位置もそうだ、天の川銀河中心から比較的離れていて言わば田舎にあるから、超新星爆発もガンマ線バーストも経験していない。このことも本当に奇跡的なことなのだ。
天の川銀河も太陽系の位置も、まるで生命を育むために用意された場所であるかのようだ。本当に程希少な確率で太陽系は存在している
つまり人間は、宇宙的な「偉大な力」によって創造されたという証だろう。その創造主の姿は、人間にはいろんな形として映っている。
地球には様々な神々がいてる。それで良いのだと思う。
重要なのは、人間は偶然に生れたものでは無いという真実を人間自身が知ること。
科学は真実を解く大切な武器なのだ。