【 東京十社めぐり:No.6 】 品川神社(品川区北品川)
2022年2月を過ぎ、前厄の年となりました。そんな私ですが、今年は東京十社を毎月1か所づつ巡る【東京十社めぐり】をすると勝手に決め、先週の7月31日(日曜日)は第6回のめぐり日でした(笑)
ちなみに、十社をめぐりのに順番に決まりはないらしかったので、最初は「日枝神社(赤坂)」、第2回は「王子神社(王子)」、第3回は「亀戸天神社(亀戸)」、第4回は「氷川神社(赤坂)」、第5回は「芝大神宮(芝)」、今回は「品川神社(新馬場)にしました!
東京十社とは
明治天皇が明治元年(1868)に准勅祭神社と定めて、東京の鎮護と万民の平安を祈願されたお社のことで、当初は12社が定められていました。1975年に昭和天皇即位50年を奉祝して関係神社が協議を行い、准勅祭社から遠隔の府中町六所宮と埼玉県久喜市の鷲宮神社を外し、23区内の10社となったそうです。
品川神社とは
今からおよそ800年程前の平安時代末期の文治3年(1187)に、源頼朝公が安房国の洲崎明神(現・千葉県館山市鎮座 洲崎神社)の天比理乃咩命を当地にお迎えして海上交通安全と祈願成就を祈られたのを創始とするらしいです。寛永14年(1637)三代将軍徳川家光公により東海寺が建立され当社がその鎮守と定められ、「御修覆所(神社の建物の再建・修復などは全て幕府が賄う)」となり、元禄7年(1694)・嘉永3年(1850)の二度の社殿の焼失の際には時の将軍の命により再建が行われる等、徳川将軍家の庇護を受けたとのことです。
富士塚に登ってみる
気軽に富士山へ行けない庶民のため、江戸時代に作られたミニチュア富士山「富士塚(ふじづか)」。品川神社には都内最大の高さを誇る15m超えの富士塚「品川富士」があります。手軽に富士登山ができる!、富士山に登るのと同じご利益がある!、ということで、もちろん「品川富士」に登ってきました。
阿那稲荷神社
品川神社境内にありますが、とても歴史を感じる面持ちです。一礼して複数の赤い鳥居をくぐる、気分はよい感じです。上社は正面にあり、右折・下ると下社が有り、下社には「一粒萬倍の御神水」が有り、そこでお金を洗い、地元商店街で使用すると後に万倍になって戻ってくるそうです(笑)
日陰に鎮座する下社、厳かでよい「気」を感じました!!
見どころ
都内でも珍しい昇り龍下り龍の彫刻が施された石造鳥居、陶製の狛犬、木遣り塚、包丁塚など見所がたくさんある神社でした。ちなみに、品川神社は東海道北品川宿の鎮守で、6月上旬の「北の天王祭」と呼ばれる品川神社例大祭では、町中が大変な人出で賑わうとのこと。祭りのクライマックスは53段の急階段を神輿が上がる宮入シーンとのことで、機会があれば是非とも見たいと思いました!!