生活態度がスポーツに繋がる
完全に自身の経験からのお話です。
学生時代からあまり勉強は得意でなく、進んでやる方でもありませんでした。勉強の仕方もわからなければ、どう質問していいかもわからない。そうしているうちに放置してしまい自分に勉強なんて必要ないと思ってしまいました。それが小学校、中学校と繋がってついに高校入学のタイミングとなりました。
いざ、高校入学して野球をやってもどこかパッとしない選手といいますか。
そして数か月経ってからの定期テストで数学で赤点を取ってしまい、朝の時間を使って補習をすることに。数名補習している同期はいましたが中でも成績が悪かった自分は放課後の野球部練習に参加することができずに監督室でも、監督に勉強を教えてもらいながら課題をこなすことになりました。野球部の監督が練習を部長に任せて、一部員のために数学を指導している。この現実が本当に申し訳なかったというか。
とにかくこの時間が本当に絶望的でした。同級生にも馬鹿にされるし。
本当に情けないというか。このままでは絶対にダメだと心底気づけたときでした。むしろ今ではこういう経験があって本当に良かったと思いました。
この時に先生に迷惑かけるようなことがなくとも、勉強ちゃんとやらない奴が野球うまくなることなんてないんだなと気づきました。
そこから、劇的に成績が良くなった...というわけではありませんが赤点を取り、呼び出されることというのはなくなりました、むしろ勉強ちゃんとやらないと野球うまくならないと火がついてからは真面目にやるようになったんです。自分なりに。
一番成長を実感できたのは高校2年生になったタイミングですかね。集中力がついたから守備ではエラーしなくなったし、打撃でも外野の頭を超す打球を打てるようになりました。指導者からも驚いてもらえるほど、変わったと。振り返ると、技術で何かを変えたのかと言われるとそうではないです。同期には有馬信夫監督を慕って入学したメンバーも多かったので、この時点で。いや入学時点でレギュラーで試合出ることは多分無理でした。
秋大会から初めてメンバー入りを果たしましたが、夏の連戦の成績で評価してもらえて「実力だよ」と有馬監督から言ってもらえました。家に帰って親に即報告しました。
やっぱり、生活態度を改めたことでそれが野球に繋がって良くなっていったのではないかと理解しています。自分の中でこの件がもしなければ、目の前のことをちゃんとやらない。大人になっても先に言い訳してしまう人としてもダメ人間のままで終わっていたかもしれませんね。
学生である以上、まずは勉強をちゃんとやることはものすごく大事ですね。確かに大人になって使う機会あったか?と聞かれるとほぼないです。なんですけど、社会人になって思ったことは学生時代に目の前のことちゃんとできないのであれば、社会人になっても同じだなと。いつまでも同じこと言われて理解する努力もしない。集中力やら、生活態度ってやはり人間性として現れるんだなと。