![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/41114814/rectangle_large_type_2_67e03c3d6159c340a4509065948d0d2a.jpg?width=1200)
レアになれ! 新見正則
僕の好きなオンラインサロン
先日、尾原和弘さんと藤原和博さんの対談を聞きました。尾原和弘さんは僕のビジネスマインドの師匠で、僕の新刊「コロナで死ぬな!開業医」の内容の多くが彼の影響を受けています。そしてあとがきに彼への謝辞も記載させてもらっています。
僕が大切にしている Serendipity を豊かにするために、まったく異なるジャンルの情報を仕入れるようにしています。そのひとつが尾原さんのオンラインサロンで毎月約5,000円ほどの会費を払って参加しています。ほかにもいつくか月謝を払って学んでいますよ。
転職先でもナンバーワンで輝き続ける
今回、藤原和博さんとの対談は本当に面白かったです。藤原さんはリクルートでエリート社員を極めたあと、教育業界に転身し、公立中学の校長、そして公立高校の校長として活躍する世界を広げています。彼は、まったく別の世界に転身し幅を広げている僕のひとつのモデルなのです。
藤原さんの自給の話
彼は「自分の時給を知っていますか?」というフレーズをよく使っています。自分の年収は当然知っていても時給換算して即座に答えられる人は少ないでしょう。毎日8時間週5日働くと週40時間になります。それを50倍するとおおよその1年間の労働時間が2,000時間と算出できます。そこに休暇が入ります。ですので残業がなければ、2,000時間以下という計算になります。統計上は日本の年間労働時間の平均は約1,600時間だそうです。
結構みんな頑張って働いてるよね
ですから、年収を1,600で割ると、1時間あたりの給与になります。しかし、残業がない人は少ないでしょう。実際に残業代として支払われている労働時間以外に、実は残業とはカウントされない労働時間もあると思います。僕が最大に働いた頃、外科医として24時間365日緊急手術のために待機して、そして実際に緊急手術を行っていた頃は、軽く3,000時間を超えていました。
そんな時給に関して藤原和博さんは、日本では800円から8万円の幅があると語ります。800円は最低時給です。2020年の最低時給は、最低の県で792円です。一方で8万円を時間あたりで稼げる職種は、藤原さんによると外資系のコンサルタントなど限られるようです。もちろん、特別な存在の人、つまりスポーツ界のスーパースターや成功した企業家などなどは、8万円を遙かに超える金額を手にしています。お金を稼ぐという意味で100倍の差があるのです。
100分の1を3つもつ。 これならいける?
その100倍の差について彼は語ります。1番はレアであることです。ほかの人ができること、同じことをやっている限りは8万円には近づけません。レアとは100万分の1だと語ります。確かに、スポーツ選手やノーベル賞、そして成功する企業家などは100万分の1とも思えます。
ひとつの技量だけでその100万分の1の存在になれる人は稀です。そこで彼は100分の1の技量を3つ持つことを勧めます。僕はその作戦に本当に同感なのです。
僕は「外科医」「漢方医」「サイエンティスト」の3つだよ
僕は外科医で、漢方医で、そしてサイエンティストと名乗っていました。最近は、保険診療ができて、自費診療もできて、そしてビジネスマインドも持っていると語ることもあります。そんな視点で書いた本が先にも述べた「コロナで死ぬな!開業医」です。
ひとより価値のある存在に、 レアになれ!
みなさんも複数の何かを身につけて下さい。ひとつの技能で数十年を生き抜く時代は過去のものになりつつあります。ひとつの職種を極めることは大切です。しかし、それだけで100万分の1になるのは稀なのです。興味があることを複数重ねて、100万分の1をめざす作戦はとても同感できるもので、娘にもそんな視点を語っています。
Serendipity, something new, 出会い、人脈、経験(成功も失敗も)などなど、僕が大切にしているキーワードは100万分の1になるためにも通じるものです。自分で稼ぐ給料をひとより100倍にするのはレアであることが基軸です。レアな存在になればAIの世界でも、どんな世界でも生き残れますよ!