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金沢観光で外せない!松風閣庭園の趣向と信仰

石川県金沢市本多町、松風閣庭園。
石川県が誇る日本三名園のひとつ兼六園、は通過して、金沢市民にもミニ兼六園として知られ、ていない庭園がひそかに無料公開されている、10年前から。

加賀八家の筆頭、本多家の庭園。自然の沼と森を活かして江戸初期に作庭。兼六園のモデルとも。他の名園と大きく違うのは長く非公開であったため、ほぼ江戸の姿をそのまま残す。封じられた茶室や、外交的に贈られた石灯籠の数々。

庭園の封じられた茶室の画像
封じられた茶室

岸辺に数か所、沼地内の小島にも舟着き場があり、舟をしまう場所もある。
庭園岸辺をゆったり楽しみ、ときには茶室、ときには舟から眺める、名門武家のみやびな遊び。

庭園舟着き場の画像
舟着き場

個人的な関心は庭園における信仰について。
庭園内でもとびきり立派なこの大きな石畳。江戸時代初期のものとされ劣化もみえるが、現在ではもはや入手困難な一枚岩、日の出の方向を向いている。祭壇を設置した痕跡があるというが、武家の名門が自らの庭園で、何を祭り、どのように儀式をしたのだろうか。

庭園の一枚岩の画像
一枚岩

祭壇は庭園内では小島に向かい、そこにある石灯籠。この小島は横から見ると、左に飛び出た石が頭で、亀の姿になっている。左肩に舟着があり、左胸もしくは左腰のあたりに石灯籠。ちょうど舟着からまっすぐ進んだ場所である。祭壇、亀、舟着、石灯籠、太陽、と並ぶことになるが偶然だろうか。

庭園の祭壇位置から望むレイラインの画像
祭壇から臨むレイライン

最後にぶっこむが、案内していただいた松風閣庭園を所有する北陸放送の担当の方のお話によると、小島の灯籠はキリシタン大名の高山右近と関係があるらしく、3段目には確かに十字が刻まれている。

十字が刻まれた石灯籠

謎は深まるばかり…
もやもや…

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