磯崎新と藤森照信の「にわ」建築談義【六耀社】
磯崎新 藤森照信 著
A5判/280頁/3,400円+税
現代建築界の巨匠磯崎新と藤森照信が語る「にわ」と建築の話し
日本庭園、イギリス庭園、イスラムの庭園はじめ、古代祭祀での神が降り立つ空間や磐座、さらにはコルビュジエの空間や近代における庭など、古今東西の「建築」の外にある外部空間について、現代建築界を背負う建築家 磯崎新 と 藤森照信 の二人が、熱く語り合った対談録。自身の「庭」も公開する。
磯崎新と藤森照信が建築を取り巻く「庭」について語る対談集.
建築と密接に関係を持ちながら,ほとんど語られてこなかった「庭」の歴史や成立背景などが言語化されていく.
たとえば,平安時代に成立した浄土庭園は白い小石で州浜をつくるなどして,浄土宗における死後の「極楽浄土」を再現した.
このように「庭」は生と死との関係や,素材としての土,石,水,緑を扱う側面があり,それはモダニズムが扱わなかった領域である.
「建築」の周辺にありながらもまったく違う言語でつくられる「庭」を顧みることで「建築」への別の視点を切り開けるのではと思わせる.(fkd)
出版社のウェブサイトはこちら
Amazonはこちら
掲載号はこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?