【キャリア相談】最強の経営指針を考える(40歳・会社員)
武蔵野市にお住いの40歳の女性会社員Iさんから頂いた相談を紹介します。
そこで今回は、Iさんのキャリア相談「経営指針を見直す」を頂戴して、「最強の経営指針を考える」を「楽しみに変えるチャンス」にしたいと思います。
【私ならこうする】
まず「指針」という言葉を辞書で引くと次のように出てきます。
意味として「物事を進める方針」 「てびき」
活用例として「問題解決の指針を与える」
では経営指針という「てびき」に必要な要素は何か?
私は、
その「てびき」が「社員の心に響き、社員の行動を引き起こす力」
を持っていることだと思います。
社員の心に響くためには
・その「てびき」を社員自身が「自分ごと」と捉えることが必要です。
・社員に「自分ごと」と捉えてもらう為には、
その「てびき」が社員の成長意欲と貢献意欲を刺激するものでなくてはなりません。
「お客様第一」
「お客様第一」はどうでしょうか?
(ちなみに「〇〇第一」シリーズは
メーカーを中心に「安全第一」「品質第一」でも見られます)
「〇〇第一」の「第一」を引き立たせるには
「第二」は何か(例えば社員)、「第三」は何か(例えば株主)、を明確にして「第一」を際立たせることが必要です。
「第二」「第三」のない「第一」はお題目化するからです。
「第二」「第三」を示した上で
「社員にとってどんな意義や意味があるのか」
言い換えれば
「社員がメッセージ性(物語性)を感じるか」
について、当事者の社員を巻込んで議論することが必要です。
答えは社員の皆さんの中にあると思います。
お客様第一<社員第一<社員が全て
近年「人材資産」の重要性が叫ばれるようになって、
「お客様第一」から「社員第一」に衣替えする会社が増えてきました。
根底には、
相手がお客様であれ、職場スタッフであれ、対象が販売であれ、品質であれ、安全であれ、結局そのレベルを高めるのは社員。
という考え方があります。
私はその流れを更に進めて、経営者の皆様に
「社員第一」を超えて「社員が全て」にしてください、と提言しています。
ホームページで公開する経営指針はこんな感じです。
【経営指針】
社員が全て
【補足】
私たちはお客様への貢献、社会への貢献に資する為に、その接点に立つ「社員が全て」
を経営指針として事業に取り組んでおります。
最後に
健康も同じことです。
「健康第一」と言われますが、第二はお金? 第三は地位や名誉?
いや「健康が全て」ではありませんか?
何かの参考にして頂ければ幸いです。
アナタの輝く未来のために!
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