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【キャリア相談】最強の経営指針を考える(40歳・会社員)

武蔵野市にお住いの40歳の女性会社員Iさんから頂いた相談を紹介します。

三鷹駅の近くの焼鳥屋「鶏坊主」でキャリア相談を頂戴
鶏坊主の焼鳥は私が東京で一番好きな焼鳥です。
ご主人の我孫子さんです。
我孫子さんは元プロボクサーで輪島ジム時代からの友人です。
我孫子さんの肩越しに引退時に壁につるしたグローブが見えます。
まずは軟骨とツクネ

来年の会社設立50周年に向けて、設立以来の弊社の経営指針「お客様第一」をこの機会に見直すか、継続するか、について私の所属する総務部で検討することになりました。
見直す場合のポイントについてご意見を聞かせてください。

40歳・会社員Iさん

そこで今回は、Iさんのキャリア相談「経営指針を見直す」を頂戴して、「最強の経営指針を考える」を「楽しみに変えるチャンス」にしたいと思います。

【私ならこうする】

まず「指針」という言葉を辞書で引くと次のように出てきます。
意味として「物事を進める方針」 「てびき」
活用例として「問題解決の指針を与える」
 
では経営指針という「てびき」に必要な要素は何か?
私は、
その「てびき」が「社員の心に響き、社員の行動を引き起こす力
を持っていることだと思います。
 
社員の心に響くためには
・その「てびき」を社員自身が「自分ごと」と捉えることが必要です。
・社員に「自分ごと」と捉えてもらう為には、
その「てびき」が社員の成長意欲貢献意欲を刺激するものでなくてはなりません。

「お客様第一」

「お客様第一」はどうでしょうか?
(ちなみに「〇〇第一」シリーズは
メーカーを中心に「安全第一」「品質第一」でも見られます)
 
「〇〇第一」の「第一」を引き立たせるには
「第二」は何か(例えば社員)、「第三」は何か(例えば株主)、を明確にして「第一」を際立たせることが必要です。
 
「第二」「第三」のない「第一」はお題目化するからです。
「第二」「第三」を示した上で
「社員にとってどんな意義意味があるのか」
言い換えれば
「社員がメッセージ性(物語性)を感じるか」
について、当事者の社員を巻込んで議論することが必要です。
 
答えは社員の皆さんの中にあると思います。

お客様第一<社員第一<社員が全て

近年「人材資産」の重要性が叫ばれるようになって、
お客様第一」から「社員第一」に衣替えする会社が増えてきました。
根底には、
相手がお客様であれ、職場スタッフであれ、対象が販売であれ、品質であれ、安全であれ、結局そのレベルを高めるのは社員。 
という考え方があります。
 
私はその流れを更に進めて、経営者の皆様に
「社員第一」を超えて「社員が全て」にしてください、と提言しています。
ホームページで公開する経営指針はこんな感じです。
 
【経営指針】
社員が全て
【補足】
私たちはお客様への貢献、社会への貢献に資する為に、その接点に立つ「社員が全て」
を経営指針として事業に取り組んでおります。

最後に

健康も同じことです。
「健康第一」と言われますが、第二はお金? 第三は地位や名誉?
いや「健康が全て」ではありませんか?
 
何かの参考にして頂ければ幸いです。

アナタの輝く未来のために!


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