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“あの涙”を否定しない。

泣くことは悪いことではないんだ。

涙を「道具」「手段」として選んだら、それは、良くないかもしれない。

でも、自分の想いや感情が溢れた結果が「涙」ならば、それは、その涙を誇っていい。

誰かのためとか、自分のためとか、そんなことは考えなくていい。

自分の気持ちに、正直でいられるかどうか。

それが、たぶん、いちばん大切。

だから、あの涙も、この涙も、否定しないで。

泣いた自分を、「絶対に否定しない」と、それだけは約束して。

これから先の人生、泣きたくなることも、泣くことも、たくさんあるはず。

でも私は、自分の心に真っ直ぐな涙なら、どんな涙も否定しない。

ひとつの言葉によって付けられた傷は、どんなに膨大な言葉を尽くしても、消すことはできないから。

せめて、泣いて、泣いて、泣いて、考えて、自分なりに手当てをして、その傷を抱えたまま、明日に向かって、生きて。



いま、泣きたいあなたへ。

安心して、思う存分、泣いてください。

隣で背中をさすることはできないけれど、この記事が、あなたの背中を押すことができていたら、とても幸せです。



今回お借りした見出し画像は、朝露のイメージで選ばせていただきました。朝露が、日が昇るとすぐに蒸発してしまうように、涙も、表には出さず、人目につかないように隠してしまうから。信頼できる誰かに見つけてもらった時には、遠慮せずに、甘えてみてください。その涙は、いつか、あなたの煌めきに変わるはずです。

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桜小路いをり
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 私の記事が、皆さんの心にほんのひと欠片でも残っていたら、とても嬉しいです。 皆さんのもとにも、素敵なことがたくさん舞い込んで来ますように。

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