「背中をさすってくれる曲」のプレイリスト
こんにちは。桜小路いをりです。
「背中を押してくれる曲」の特集は世の中に数あれど、そういえば「背中をさすってくれる曲」の特集はあまりないかも、と最近気づきました。
今回は、私なりに「背中をさすってくれる曲」をご紹介していきます。
今日から学校やお仕事が始まった方も多いと思いますので、このプレイリストを疲れたときのお供にしていただければ幸いです。
ぜひ最後までお付き合いください。
SixTONES「フィギュア」
SixTONESの5thシングル「マスカラ」収録曲。
アルバム「CITY」では、「Night」のパートに収録されていました。
ボカロPのくじらさんが提供した1曲です。
SixTONESの温かな歌声とポップな曲が、いい意味で歌詞の「強さ」を中和している気がします。
ありのままで、そのままで、いつだって「代替不可」な自分のままで生きていく。
つらいとき、苦しいときに聴くと、背中をそっと支えてもらっているような温かい気持ちになります。
自分の力だけじゃ、どうにもならないことがある。だったら、無理に自分の心を軋ませてまで変わらなくていい。そのままでいていい。私は、そんなメッセージを感じました。
ちょっと頑張りすぎてしまっている方へ。
がむしゃらに走り続けている方へ。
ほっとひと息つける甘い物と一緒に、差し入れしたい1曲です。
初音ミク「ワンダラー」
Ayaseさんが、すとぷりのメンバー・さとみくんに楽曲提供した1曲です。
個人的には、「落ち込んだときほどボカロの無機質さが心に沁みる」ので、今回は、初音ミクちゃんのバージョンでご紹介させてください。
もちろん、さとみくんの優しい歌声で聴く「ワンダラー」も素敵なので、そちらもぜひ。(私のお友達の知り合いの方に「電子音が苦手で初音ミクちゃんが聴けない」という方もいらっしゃったので、そんな方にもおすすめです)
落ち込んだときって、つい自暴自棄になってしまったり、「もうどうでもいいや」と投げやりになってしまうことも多いと思います。
そんなとき、私は、この歌詞に助けてもらいました。
一歩一歩、地道に日々を積み重ねていくことの大切さを、そっと教えてもらえたような気がします。
何もかもどうでもよくなってしまうほど、負の感情に支配されてしまっている方へ。
「雲外蒼天(雲の上にはいつでも青空が広がっている)」という言葉と共に、この曲をお渡ししたいです。
森七菜「深海」
Ayaseさんが楽曲提供した、女優の森七菜さんの楽曲です。
都会の喧騒や慌ただしさ、息苦しさを、「深海」の底の高い水圧に重ね合わせた1曲となっています。
森七菜さんの、透明感のある素朴で真っ直ぐな歌声が、さらに歌詞の切なさを引き立てているように感じました。
個人的には、「君」に自分を重ねて聴くと、心の中の寂しさに、じんわりと明かりが灯っていくような感覚になります。
MVも、ドラマチックな演出がいくつも施されていて素敵です。
私は、金魚鉢を傍らに置いて、七菜さんが寝転がっているカットが好きでした。
孤独感や、寂しさを抱えている方へ。
「慌ただしく過ぎてゆく日々」に、取り残されているような気がしている方へ。
ぎゅっと抱きしめられるぬいぐるみと一緒に、この曲をプレゼントしたいな、と思ってしまいます。
水野あつ「無理に笑わなくていいよ feat. 可不」
「落ち込んだときほどボカロの無機質な歌声が心に沁みる」第二弾です。
可不ちゃんは、本当はボカロではないのですが、ご了承ください。
可不ちゃんの、少し舌足らずで幼げで、「伝えたい」という姿勢が機械越しに伝わってくるような歌声が、この曲ではより際立っているように思います。
水野あつさんの、どこまでも真っ直ぐで丁寧な歌詞に、可不ちゃんの歌声がぴったりです。
この曲がウォークマンの隅っこにあるだけで、どれだけ心が救われるだろう。
どれだけ、安心して泣くことができるだろう。
2分にも満たない曲ですが、溢れんばかりの優しさと、ほっと心をゆるめてくれる温もりを感じる1曲です。
つい無理をして、我慢ばかりしてしまう方へ。
洗い立てのふわふわのタオルと、温かい飲み物と一緒に、この曲をお贈りしたいです。
まとめ
「眠れない夜に、このプレイリストをリピート再生でもいいな」と、書いていて思いました。
全曲、ボカロPさんの楽曲になってしまったのですが、だからこそリピート再生でもシャッフル再生でも「いい感じ」に聴くことができます。(桜小路いをり調べ)
悲しいこと、つらいこと、苦しいことがあったり、孤独感に押しつぶされそうな夜がある方へ。
このプレイリストが、ほんの少しでもそんな時間に寄り添えたら、とても嬉しいです。