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モネの「睡蓮」と芸術の秋のこと。
こんにちは。桜小路いをりです。
芸術の秋ということで、何か書けたらとネタを探していたところ、モネの「睡蓮」に行き着きました。
私が最初に見たモネの「睡蓮」は、上野の国立西洋美術館に飾られている作品です。
ちょっとホームページの説明文を引用してみます。
彼(モネ)は、最後には水のみにその関心を集中した。この作品も画面は完全に上から下まで水面だけで覆われ、そのため見る者は、あたかも池の中に立っているかのような強い感動を受ける。
この説明文を読んで納得しました。
あのとき私が感じていた感動はこれか! と。
この作品を初めて見たときは、まだ美術のことなんて何も分かっていなくて、色彩のことも表現技法のことも、もちろん「印象派」の意味なんてほとんど知りませんでした。
だから、この作品の前で、作品と一対一で見つめ合ったときの、あの何とも言い難い感動と臨場感も、「すごい」としか言い表せなかったのですが。
今ならば、この「睡蓮」が何故、あんなに「すごい」と感じたのか、分かる気がします。
水と光が織り成す神秘的な色彩に魅了されたモネの気持ちも、それをキャンバスの上に表現したいと思う情熱も。
そして、最近、モネの「睡蓮」に再会するきっかけがありました。
それが、今、日本橋の三井ホールでやっている「Immersive Museum」です。
日本初の没入体験型のミュージアムだそうで、先日行ってきました。
テーマは印象派だったのですが、そこでメインになっていたのが、モネの「睡蓮」です。
本物の作品が見られるわけではなく、あくまで映像を楽しむものなのですが、これがすごくすごく綺麗で感動的でした。(そして癒やされました。)
印象派の独特なタッチや作品の紹介から始まり、実際に絵の中に入り込んでいるような、絵の中の世界に没入していくような体験をすることができます。
壁4面と床に映像が流れるので、本当に絵の中に迷い込んでしまったような気がして。しばらく余韻が抜けなかったです。
映像の美しさ、臨場感はもちろんのこと、会場に流れている音楽も素敵で。
写真や動画を撮っている方もいらっしゃったのですが、私は撮らずにずっと映像を見ていました。
カメラを向けていると、スマホの小さな四角形の中でしか体験できないな、この空間を味わい尽くさないのはもったいないな、と思ったので。
でも、瞼の裏に焼き付けてきたので満足です。楽しかった。
お土産を買いそびれてきたことだけが心残りだったのですが、ここで大変間のいいことに、俳優の上白石萌音さんが登場する雑誌ananに嬉しいサプライズが。(最近、萌音さんの話題が多いですが、そこは気にせず)
なんと、萌音さんの撮影場所が「Immersive Museum」でした。
表紙は「上白石萌音」×「モネの『睡蓮』」という豪華さ。可愛い、そして綺麗。
買いました。お土産代わりという言い訳つきで。
白いワンピースに「睡蓮」の色が映っている感じ、本当に絵画の中に溶け込んでいるようで素敵です。
これからじっくり読みます。
「Immersive Museum」は、10月29日までなので、あと10日かな。行ってみたい方はぜひ。
思ったよりちゃんと「芸術の秋」ができていて、内心ほくほくしています。
もう1回くらい、どこかの美術館に行けたらいいな。そのときは、またnoteに書きたいと思います。
今回お借りした見出し画像は、絵筆とパレットのイラストです。「印象派」といえば、あの独特なタッチ。筆の跡が残る感じから、臨場感と「人間が描いた」ことがそのまま伝わってくる気がします。美術に造詣が深い方って、なんであんなに素敵に見えるんだろう……私も頑張りたいと思います。
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