ベンチャーファンドではなく、ファンドベンチャー
「くじらキャピタルは、ベンチャーキャピタル(VC)なの?」と聞かれることがありますが、くじらはVCではありません。
くじらキャピタルは、投資ファンドという業態に新風を吹き込もうとしているベンチャーそのもの。いわば金融ベンチャー、あるいは「ファンドベンチャー」と言えるかもしれません。
VCとは、投資対象も全く異なります。
くじらキャピタルがターゲットとしているのは、経営不振に陥っている中堅中小企業であり、取得するのは原則としてその会社の100%持分です。そして社長以下数名の経営陣を派遣し、「デジタル」「グローバル」「ハンズオン」で経営再建を行います。
これに対しVCは、創業初期のベンチャー企業に投資し、その会社の少数持分を取得します。経営陣の個性や判断を重視するので、業務執行は経営陣に任せ、ファンドが日々のオペレーションに従事することは基本ありません。
くじらキャピタルの設立は、今年4月。
新しい思想、新しい再建手法、そして最終的には新しい募集方法で投資ファンド業界に一石を投じ、特にオルタナティブ投資と呼ばれる分野をdisruptしたいと立ち上げた、まだよちよち歩きのベンチャー企業です。
投資ファンドという業態は規模の経済が働きやすいので、預かり資産残高が大きい方が、管理報酬という面でも市場への影響力という面でも優位に立ちやすく、資力に劣るベンチャーが参入するのは大変困難な市場です。
また、金融商品取引法を中心とする厳しい法規制があり、その対応には相応の資本力と人的構成が必須。
さらに顧客である金融投資家は基本的にトラックレコード(実績)「しか」見ないので、我々のような新規参入者は、ほとんど勝利が望めないような難しい戦いを強いられることになります。
それを承知で尚、この投資ファンドという業界でイノベーションを起こしたい!と立ち上げたのがくじらキャピタルです。
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