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詩の場所

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小山伸二の詩の置き場所です。
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#夏の思い出

夏のランブリング

夏のランブリング

西瓜を食べよう
袖口を甘く濡らしても
砂浜にはほど遠いこの町で
木陰をもとめる犬に
なまぬるい風が吹く
水を置いた食卓
どこかで風鈴がゆれる
きみの寝息をもっと近くで感じたい

本のつづきを読むあいだ
雲の動きが気になってしかたがない
遠い時代を呼んでいる
嵐も近いのだろう
八月の秘匿されている宝物
それを狙う夏の盗賊たち
つくるのではない
気づくだけでいいというルール

この町でなにかが始まって

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ラブロック

ラブロック

雲が映り込んでいるビルディングに
つよいひかり
眩しくて
ラブロック
かたいきずな
やわらかい風に揺れて
ラブロック
きみとぼくのなまえ

いちどしかない人生を
いま生きている
実感してるよ
いまを
ラブロック
しなやかでとかれることのない
むすばれた魂を