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世間は静かに激変中。たんたんと進めるしかない。

結論から言うと輪番はすごいことになった。PCRが必要ないくらいの勢いで抗原検査で陽性に出るのだ。それも遠くからではなく、歩いてくることができるくらいの距離の人たちばかり。いかに感染が爆発的に増えているかの証明だ。

ということでいろいろ輪番中に進めようとおもっていたことは一切できず終了。それが明けても、コロナ関連で走り回った一週間となった。放送作家見習い(自称)のKさんに動画の共有先をメールでお知らせするのがかろうじてできたことだ。クリエイティブなことはまったくできず、寝る前にすこしプライマリと、ちょっと他の本を読むことができたくらい。こういうのがいちばん作業効率が悪い。

 そしてまた週末がやってきた。当院は一応、夏休みに入るのだけど、外来が閉まるだけで、往診や訪問診療が閉まるわけではない。ただ、時間はフレキシブルになるし、朝の時間はゆっくりとれるはずだ。

 とりあえず4本のインタビューを2倍速で早聞き。うまく切り取らないと使えないし、たぶんテロップ入れないと誰なのかがわからないだろう…と今更ながら企画全体に無理があることに気が付いた。まあ、でもここから変えていくわけにもいかないし。まただんだん自信がなくなってきた。

 そうこうしている間に、Kさんからメールの返信が来た。添付ファイルもついている。添付ファイルを開くと、なんと10ページにもわたるコンテ。ヒマじゃないハズなので、まあこういうのが好きなのだろうな、、と勝手に解釈。そして最初にでてきたのが寺内貫太郎一家。

https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d0087/

昭和、平成、令和とつづく医院の歴史にそって古くさいけど新しい在り方を、って寺内貫太郎ちっとも新しくねーし!昭和感しか漂ってないし!

まあ、彼のいいたいところは理解できるもののやはりこれは多少アレンジしないといかん。原作 向田邦子にリスペクトをささげつつ、自分なりに進めていく。そういえば、こないだこれを読み終わったところだった。

さてどこかでまとまった時間をつくって進めないと。

いよいよ8月も後半戦。

「熱意の量は質は他人と比較するものではない。あなたが「続けていくことができる」程度のささやかな熱があなたの内部に備わっていれば十分である。いろいろな事が起き、いろいろな出来事があなたを揺さぶる。そんなときでも、あなたの心の奥底で、その熱意が消えないように保ち続けること。それが地域にむかう医師として果たすべき約束であり、そしてそれが最後まで守り続けていくべき、唯一の約束である。」

プライマリ 149ページ。

自分の中に、いまでもこの熱意は残っているのだろうか。

ともかく前に進もう。周囲の状況はますます悪化していっている。

(続きます…)


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