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突発性難聴の僕がDJをやってみた vol.4

難聴になって音楽の聴き方が変わりました。

あ、間違えた、聞こえ方が変わったんです。

それが新鮮な体験をもたらしたことは前回書いたのですが、レコードを改めて聞き直す作業の中でハウスミュージックの展開の楽しさを再確認しているところです。

このトラックなんか難聴者が踊るためにあるんじゃないかと思うほどエキサイティング。
多分、今までなら聞き流してた部類です。

少しずつレイヤーが重なっていく感覚。

古いレイヤーが消えたと思ったら再び登場する気持ちよさ。

そして後半、裏打ちのダンスビートな展開の高揚感たるや!

フロアアンセムになるほどの派手さやキャッチーさはなく、典型的で地味な部類のハウスミュージックかもしれませんが、こういう誠実なトラックこそ素晴らしいのかもしれぬ…

と、よく聞こえてない奴がくだを巻いてすいません。


難聴になって音楽を楽しめなくなったのは確かです。
しかしそのぶん自分がアクセスできる音楽の魅力を再発見できて、一曲一曲に一層愛着が湧いている難聴ミュージックライフでございます。

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