プロ意識とは"お客さま視点主義"
私は趣味で写真を撮るのが好きです。
写真を始めた頃は、プロのカメラマンに憧れたこともありましたが、
数百枚とった写真から納品する写真を選別する作業や、カメラ機材を揃えることが大変で、1年くらいのめり込みましたが、無理だと諦めました。
完全に趣味として割り切ると、撮りたい時に写真が撮れて、自分が納得する結果に仕上がれば満足します。
ジュエリーやアクセサリーも同じで、趣味であれば、作りたいものを作って、自分が満足できれば、それでいいです。
しかし、
プロとして活動する場合は、
必ずお客さまが存在するため、
対価を支払うお客さまに納得していただき、
満足していただき、喜んでいただく必要があります。
つまり、
自己満足であってはいけないのです。
今回は、
「プロ意識」
について、私なりの考え方をご紹介したいと思います。
「作品の仕上がりに自信がない」
「本当にお客さまに喜んでいただけているか不安」
という考えをお持ちの方が、少なからずいらっしゃると思いますので参考になれば幸いです。
ぜひ最後までご覧ください。
プロとアマチュアの違い
プロとアマチュアの違いについては解説するまでもありませんが、
「プロ」は、その分野で”収入を得ることができる能力”を持っている人、
「アマチュア」は、その分野を"娯楽として、技術や能力を持っている人"
だと、私は考えます。
言葉だけを聞くと、プロの方が高い技術を持っているように思われますが、
実際にはアマチュアの中にもプロ以上の技術を持つ人がたくさん存在します。
アマチュアの人々は自己満足が目的のため、時間やお金を惜しまずに注ぎ込むことができます。
一方で、プロはお客さまを満足させるために、
製品の企画や販売、アフターサービスに至るまで綿密に考える必要があります。
作り上げて満足、販売して終わりではありません。
要するに、
プロとアマチュアの違いは技術レベルではなく、
自己満足かお客様の満足か
という点で、明確に異なると考えています。
プロ意識を持つ
お客様から対価をいただく以上、その製品に対しての責任を持ち、
購入いただいたお客さまが満足するような結果を出さなければプロとは言えません。
さらに、いただいた対価をより多くのお客さまを満足させ、喜んでもらうためには
自分の技術はもちろんのこと、
自分を知ってもらうための能力や
販売能力、アピールする能力を高めていく必要があります。
対面でもネットショップでも、販売して対価をいただく以上、
プロ意識を持たねばならないと、私は考えているため
アマチュアとプロの中間のような「セミプロ」という括りもありますが、
販売して対価をいただく以上は、プロ意識が必要ではないかと感じています。
売上とは
また、販売して得られた対価は売上となります。
売上は、お客さまに喜んでいただけたり、満足していただいた結果として現れたものです。
もし、売上が伸びないということであれば、
それはお客さまに対して
プロとしての技術や能力が不足している
ということになります。
これはハンドメイドでも仕入れた商品でも同じことであり、
価格をつけて販売する以上、プロ意識が欠かせません。
そうでなければ、アマチュアにもなれない中途半端な存在になってしまいます。
お客様の満足や喜びが自分の幸せにつながり、
結果として売上となって自分自身が豊かになるのは、
お客さま視点主義を持つことに他なりません。
これこそが、プロ意識を持つということではないでしょうか。
自己成長する
また、「プロ意識」が高い人は、
自分の仕事に真剣に取り組み、品質やスピード、コスト面などにおいても、
高いレベルを維持するために努力します。
そのためには、常日頃から自分自身を成長させる意識を持つことが重要です。
もし、自分の作品の仕上がりに自信がなかったり、
お客さまに本当に喜んでもらえているか不安がある場合は、
自分軸ではなく、常にお客さまの喜びや幸せ、満足のために、
自分自身を磨くことに集中する意識を持ちことが大切です。
プロ意識を持とう
今回は、「プロ意識」について、私なりの考えをご紹介しました。
スティーブ・ジョブズの言葉で、
「急いで出来損ないを発表するよりは、期日を遅らせる。
しかし、予定を遅らせるつもりはない。」
というものがあります。
この言葉こそが、プロ意識の本質に近いと思います。
お客さまの存在を根幹に置き、お客さまに喜んでいただきたい、満足していただきたいという思い、
そして、自分の仕事において高いレベルを維持しようとする姿勢が、この一言から感じられます。
プロ意識を持つことで自然とモノづくりに対する姿勢も変わってきます。
ひとつひとつの工程や作業を、お客さまの喜びと満足のために、
こだわりを持って取り組んでいきましょう。
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました!
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