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誰でもできる心の整え方

自然の中に行こう。
もっと言うと、
山に行こう。

毎日何気なく生きていると、頭には色々な雑念が浮かんでくる。
過去の後悔や、未来の不安。
意識は今ココを離れ、別の時間軸にいる。

その状態が続くと、心が疲弊してしまう。
ヨガや瞑想などの、いわゆる「マインドフルネス」は、今ココの自分に集中し、心の疲れをとるための手法だ。

筆者は、登山も立派なマインドフルネスの一つだと思っている。
山道を歩いていると、不思議と余計な雑念が消えてしまう。
肉体的には疲弊する。
しかし、大自然の新鮮な空気を吸いながら、目の前の一歩一歩に集中する行為は、確実に心の疲れを取り除いてくれる。

大切なのは、自分のペースを守ること。
早く山頂に行こうとしてペースを乱したら台無しだ。
誰かと競う必要なんて一切ない。
つまらない他者比較や、社会の競争から身を引いていると、自分らしさが浮かび上がってくる。

呼吸を整えながら、木々のざわめきや、鳥の鳴き声に耳をすませる。
枝葉の一つ一つもよく見てみると、面白い色形をしていることに気付く。
登るにつれて、眼前には荘厳な山肌、背後には美しい景色が見えてくる。
時々すれ違う登山者に、「こんにちは」と自分から挨拶する。
そんな風に、今ココに全集中すれば、いつの間にか心が満たされてしまう。

そして、山頂にたどり着いた時の達成感は、筆舌に尽くしがたい。
極めつけは、眼下に広がる景色を拝みながら食べる弁当。
間違いなく、平地で食べるそれの30倍は美味い。

山頂で休んだら、登ってきた道を引き返して行く。
別の登山道があるなら、そちらから下っていく。
すると、新しい場所を冒険するワクワク感を最後まで味わわせてくれる。

そうやって心の疲れをリセットたら、睡眠で疲れた肉体を癒す。
疲労がたまっているから、自動的に睡眠の質が上がる。
これこそが、最高の休日の過ごし方だと思う。
家でひたすらYouTubeを見たり、意味もなくゴロゴロしているだけでは絶対に味わえない快感だ。

というわけで、山に行こう

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