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Change THINKING, Change LIFE

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いまの時代を生き抜くために、時間の自由と身体の自由と経済の自由を手にする知恵をまとめました。 考え方が変われば行動が変わり、行動が変われば生き方が変わる。 なかなか体系立てて学ぶ…
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記事一覧

‘’情報は、一次ソースに当たれ‘’

若手コンサルタントへのスレッド。プロジェクトメンバー全員に、あるレポートを共有していたので、情報の取扱の大事さをSlackでポストしました。 この記事、日本語でまとめた人の能力がいまひとつで、オリジナルレポートの重要な部分がかなり抜けてます。 記事の冒頭に、イノベーションに成功事例の3つの特徴とあり、1番目が「巨大市場を志向している」となってチャートまで用意していますが、オリジナルでは巨大市場を志向しているなんて書いてません。 「3. They leverage a cor

‘’練習で汗をかけばかくほど、戦場で流す血は少ない‘’

若手コンサルタントに宛てたSlackのポスト。厳しすぎる、詰め寄られるとパワハラを受けたかのようなことを囁く人がいるので、なぜそのような態度を取るのか説明したもの。 イスラエルに本社があるGoldratt Consulting社に在籍していた当時、本社のメンバー(当然ユダヤ人)同士あるいは日本メンバーと激しく、ホントにケンカしているんじゃないかというくらい激しく議論しているのを何度も目撃しました。議論を尽くした後は、感情的なわだかまりは微塵も無く、すぐ和やかな雰囲気になる。

【小論文の書き方】バーバラ・ミントのピラミッド原則で論文を書く:その2

小論文のタイトルは、『電子書籍が出版社を救う』。 論文あるいは小論文と言われるようなきちんとした文章を書くためにピラミッドストラクチャーを使っています。原典はバーバラ・ミント著『考える技術・書く技術』。最終原稿だけでなく、そこに至るプロセスも解説します。 2011年2月にトレーニングを受けたときに書いた小論文なので、当時の世相も垣間見られると思います。 見出し画像: www.epictop10.com ピラミッド原則の詳細は、その1『ネット社会は、リアル社会と同じように実

『救えるか?絶滅寸前の着物文化』:バーバラ・ミントのピラミッド原則で論文を書く その3

論文あるいは小論文と言われるようなきちんとした文章を書くためにピラミッドストラクチャーを使っています。原典はバーバラ・ミント著『考える技術・書く技術』。最終原稿だけでなく、そこに至るプロセスも解説します。 この論文は2011年にダイヤモンド社の論文作成トレーニングの時に執筆したもの。採点を受けた時に、満点をもらいました。また、京都在住の帯の作家さんに読んでもらい、まさに業界全体で方向転換が必要なことを訴える良い内容だと講評をいただきました。 見出し画像: djedjによる

コンサルタントの「問題解決」ノート術 #3:誰も教えてくれない本当のロジカルシンキング

みなさんは、これまでさまざまな問題に対して、これまたさまざまな問題解決を図ってきたはずです。問題解決手法というのもたくさんあるので、いろいろ試したりしているかもしれません。 まずは代表的なロジックツリーとマインドマップが問題解決には不向きであることを説明し、その後で問題解決に不可欠なロジカルシンキングの3つのステップを解説します。 You see there is only one constant. One universal. It is the only real t

コンサルタントの「問題解決」ノート術 #4:因果関係で徹底的に考える

ここまで、楽して成果を出すために図解のパワーを使おうという話しと、ロジカルシンキングには分類・相関関係・因果関係という3つのステップがあること、そして因果関係を図解する作法を説明してきました。 ここからは、因果関係で表したものをチェックする方法を説明していきます。大きく分けると2つのグループがあります。ボックスの内容そのものをチェックするグループと、つながりをチェックするグループです。 全部で7つあるこのチェック項目は、正式には「論理の妥当性の検証Categories of

【小論文の書き方】バーバラ・ミントのピラミッド原則で論文を書く:その1

論文あるいは小論文と言われるようなきちんとした文章を書くためにピラミッドストラクチャーを使っています。原典はバーバラ・ミント著『考える技術・書く技術』。最終原稿だけでなく、そこに至るプロセスも解説します。 小論文のタイトルは、『ネット社会は、リアル社会と同じように実名であるべきか?』。2011年2月にトレーニングを受けたときに書いた小論文なので、当時の世相も垣間見れると思います。 見出し画像: www.epictop10.com バーバラ・ミント著『考える技術・書く技術

問題が解決しない? 3種類の解決の仕方があるので、まずは問題の種類を見分けることが大事。

問題が解決できないというのには、3つの場合があります。どれもなにかしら問題解決を妨げているものがあるのです。 「トラブった」「まただよ…」となにかと憂鬱になる問題ですが、放っておくと気になるし目障りだし迷惑だから、普通は何かしら解決策を講じて問題を解消してしまうはずです。でも、なかなか解決出来ない難題というのもあります。解決したはずなのに、また同じ問題というのもあります。 知識不足による問題一つ目は、知識が不足している場合。 新人や、転職・配置転換して間もない頃などは、問

コンサルタントの「問題解決」ノート術 #1:なぜ、仕事が思ったように進まないのか

成果を出そう ———自分の自由な時間を作るために! サラバ、残業、休出、持ち帰り! 楽して成果を出す、図解のパワー はじめに企業組織に属しているなら、個人かチームの違いはあっても、必ず成果を求められます。営業のように直接利益を生み出すプロフィットセンターや、システム部のように会社全体のインフラを支えるコストセンターの違いがあっても、やはり成果を求められます。 成果というものは、大きければ大きいほど、早ければ早いほど、評価が高くなります。評価が高くなれば、当然給料があがっ

コンサルタントの「問題解決」ノート術 #2:書き(描き)出すことは想像以上にパワフル

書くことでそんなに効果があるの? いまでも議事録やプレゼン資料は書いているのに、どこが違うの? きっと頭の上にたくさんのクエスチョンマークが浮かんでいることでしょう。「書き(描き)出す」ことは、実は想像以上のパワーを持っているのです。 まだ#1を読まれていない方は、こちらもどうぞ。 記憶の錯覚を避ける書くことを難しく言い換えれば、人間の認知行動のひとつであり、思考の外在化の手段だと言えます。 書くことは、アウトプットとして一方的な作業と思われがちですが、実際には書くこ