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心理的安全性についての気づき



はい。この投稿は、最近働く環境が変わりまして中々ストレスを感じる中、「なんでこんなにストレスを感じて、憂鬱なんだろう。。。」と思いながら秋葉原を歩いていた中、気づいたものを書き留めたものです。

今日はこの気づいた心理的安全性について
・心理的安全性が低いと起こること
・人生における心理的安全性の段階
・個人における心理的安全性が高い人生の築き方
・企業、団体における心理的安全が高い環境の作り方

の4つに分けて持論を書いていきたいと思います。読んで活かすもよし。「変なこと言っている」と思うもよし。お付き合いください。
特に親、上司、人を評価する立場、教育に携わっている人に目を通していただきたい内容だと思っています。

まず、心理的安全性についてですが、Googleも最近「高めるとチームのパフォーマンスと創造性が向上する」という研究結果を発表してちょっとブームらしいです。
文字通り、心理的に不安や恐怖を感じない(安全である)かどうかを示す言葉ですね。言葉の使い方としては「心理的安全性が高い環境」や「心理的安全性を高める」などがあります。最初はこの心理的安全性が低いと何が起こるか書いていきたいと思います。

心理的安全性が低い状態だと起こること

では、心理的安全性が低い状態だと一体、何が起こるのでしょうか。
結果から言うと、チャレンジ、行動や意見提案、感情の発露、コミュニケーションの質が著しく減少します。
これは心理的安全性が何かにチャレンジしたり、自分を表現する際に必要不可欠なもので当人の主観的な安心感を担保するものだからからです。

例えばですが、紐が切れそうなバンジージャンプで飛びたいと思いますか?私は思いません。紐は丈夫で、下にネットがある状態で飛びたいと思います。

仕事や人間関係でも同じです。チャレンジして怒られたり、罵詈雑言や冷遇、塩対応をされる環境でわざわざチャレンジしたいと思う人や、
自分の気持ちや意見を聞いてくれない人とわざわざ話す人は少ないでしょう。

結果的に組織の最も否定されない人(大体その組織のTOP)の意見以外が無くなり、組織としては生産性と成長が、個人としては自分らしさやポジティブな感情、仕事へのモチベーションが減少します。
こんな環境、誰も得はしませんね。でもよく話を聞く環境でもあります。得しないのに何故でしょう。
それは怒ったり、冷遇する側は、個人として心理的安全性が高い状態を維持できている為、他の人から見た安全性が低いことを認知できないからです。

これは、実績を出した意識高い社員や、起業家、役職者、その環境で個人的に心理的安全性を確保した人によく見られます。(もちろんみんなそうというわけでははありませんが)
で彼らはなぜ元々心理的安全性が高いのでしょうか。それは彼らが環境からの安全性ではなく、幼少期もしくは経験からの安全性を持っているからです。
次はそんな彼らが持つ経験からの安全性も含めた、人生における心理的安全性の段階についてご説明します。

人生における心理的安全性の段階

心理的安全性は人生を通していくつかの段階があります。

幼少期からの安全性
親や周りの人の愛情や接する態度や家庭環境など、人の人格形成に影響する幼少期に感じた安全性です。
これが高いと他人や新しい環境に対しても安全性があることを前提として振る舞うことが出来ます。
自己肯定感と似た側面がありますが、こちらはあくまでも「良い関係・環境感覚を基礎に持つから他人や新しい環境への評価が元々高い」状態になります。

自覚してる自分きっかけの安全性
自身の経験から得た安全や成功体験、自分の得意・強みを知ることで得ることが出来る安全性です。
何かに挑戦して成功したことによる、チャレンジ自体へ安全性を得る場合や、強みや得意分野に取り組んでいる時は褒められた(怒られない)などの経験から、それに取り組んでいる最中など一時的に得られるものなどが挙げられます。
こちらも自己肯定感と異なり「この状況や事柄は私にとって心理的に安全である」という経験を元にした状況への安全性になります。

環境による安全性
家や知っている場所だと落ち着く、社風が合うなど、環境によって得られる安全性です。
この安全性は特に周りの人とのコミュニケーションによるものと、環境や服装などのコントロール出来ない部分の2つの要因があり、前の2つと違い現時点での外部的な安全性になります。
ブームでよく取り上げられているのはこの部分が多いのではないでしょうか。

この、
・幼少期からの安全性
・自覚している自分きっかけの安全性
・環境による安全性
の3つをいかに得てきたか、得ているかがその人の心理的安全性の高低に影響してきます。

個人における心理的安全性が高い人生の築き方

ではどのように個人で心理的安全性を高めていけば良いのでしょうか。
基本的には前章で挙げた3つの安全性を高めていくのですが、幼少期の安全性は大人になってからは過去を振り返って思い出すくらいしかありませんので割愛します
(親や育てる立場の方はぜひ惜しみなく安全性を与えてあげてください)

ですので個人として取り組むのは、自覚している自分きっかけの安全性と、環境による安全性の獲得です。
自覚している自分きっかけの安全性は、文字通り自分に起因している事柄や経験からの安全性の自覚から獲得できます。
その為、まずは過去を振り返り、整理して自分が自分らしく振る舞えて、能力が充分に発揮できていたことを書き出します。
(この時、逆に萎縮してたり怯えた時のことも書き出せると、その状況を避けることもできます。)

そして書き出した状況や経験と似たこと、範囲が被っていることを少しずつ取り組んでいき、自分が安全性が高いと感じられる事柄を明確にします。

例えば、ブログを書いているのが好きであれば、YouTubeを撮ってみるだったり、小説を書いてみたりして、「書くこと」が好きなのか、「自分の知識を伝える」のが好きなのか、「物事をストーリーに沿って伝える」のが好きなのかを明確にしていきます。
これは仕事などで経験が長くて知っていることなどもありますし、それ以外も当然あります。ですのでそこは拘らずにやっていきましょう。
就活の自己分析のようですね。

次に環境による安全性を築きます。個人としてこの安全性を築くには主に人間関係を円滑にして環境にいる人と相互理解するのが早くて確実です。
「私はこういう人です。こういう言葉や態度が嫌でこういうことは少し苦手でこんな人です」というのを伝えていき、相手の同じことも理解して行きます。
これがスムーズにできるのであればいいのですが、立場や環境によってはこの嫌なことや苦手なことを伝えると叱られたり、思わぬ反応が返ってくることがあります。
ですので最初は世間話や怒られない話から始めて少しずつ反応を見て行きましょう。
それが出来てある程度周りの人とコミュニケーションが取れたら、失敗したときの話や安全性を損なっているルールや文化について聞いて行き、なぜそれがあるのかなどを理解して行きます。(理解するだけで安全性が高くなる場合もあります)
そうしていくと、その場所の心理的安全性が低い原因が分かってきます。(原因が文化であれ、身近な人で有れ、根本的な原因は人に起因するのものになります。)

次にその原因である人やその周りの人に働きかけることができるかを考えます。これは時間がかかる為、それまで自分が安全性が低い状況に耐えられるかなどを加味して、できるので有れば働きかけて行きましょう。1週間や1ヶ月では変わらないものなので気長に地道に。
出来なそうであれば、その環境を抜け出す行動を取ります。それは会社であれば部署移動か転職か、他の組織でも辞めるなど、色々あると思います。
そうやって環境による安全性を整えて自身が不安や怖さを感じない環境を獲得していきましょう。


組織における心理的安全が高い環境の作り方

前章では個人での心理的安全性を高める方法を書きましたが、組織としてはどうすれば良いのでしょうか。
心理的安全性が低いまま、入社した社員がどんどん辞めていき、残っている社員が挑戦もしない状態は好ましくありません。

前章であげた通り、個人の心理的安全性を高めるには経験による個人の安全性を築くことと、コミュニケーションによる環境の安全性を整える必要があります。ですのでこの2つをサポート・アプローチして行きます。

まず最初は環境による安全性を作ります。
怒らない、理不尽なことをしない、チャレンジを奨励し失敗しても責めない(可能であれば評価にも影響させない)、態度を改める、コミュニケーションを増やす(でも決して強要はしない)、不要な話を増やす、役割や失敗などの過去によって態度を変えない、などですね。
1番最初の心理的安全性を外部から提供します。
そうしてチャレンジをしやすい、失敗しても怯えないで済む環境を作ります。

そしてチャレンジさせて行きます。ここでも、主体性や自発性なんて言葉を言い訳に放置せず、しっかりサポートしてあげます。
そして何回でもチャレンジさせる。いつか成功します。それまで何回でも。
そうやって得た成功を個人の体験として積ませていき、自覚している自分きっかけの安全性を育んでいきます。

このサイクルは短期的には結果が出ません。
特に厳しい接し方や態度が当たり前な文化だった組織だと、急な変容による不信感からなかなか動きが鈍いです。ですがそこはこれまでの負債として受け入れ、諦めずに取り組んでいきましょう。
場合によっては人の入れ替えも必要かも知れません。

そうやって地道に心理的安全性がある組織、安全性を損なうことを自発性に避ける土壌作っていくことで、組織としても社員が自発的に主体的に仕事に取り組んでいくようになります。

さて、今回は心理的安全性についての持論を書いてみました。
心理的安全性は個人でも組織でもとても大切なものです。
同じ人でも高い環境と低い環境では当然パフォーマンスややりがい、人生の質が変わります。
組織としても成長率や生産性が変わります。

ですので、これを読まれた方は是非自身や自身のいる組織は心理的安全性が高い状態であるか、そうでないなら何が問題なのかを考えてみていただけると幸いです。

ご覧いただきありがとうございました!

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