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冷たいビール、あなたの後ろ姿、キスの味。
忘れないうちに書き留めておく。
私の備忘録みたいなもの。
好きな人ができた。ここ最近noteに浮上していなかったこともあって書きたいことがたくさんある。
好きな人について
私の好きな人は私の6個上
可愛い顔立ちに、細身で華奢な身体
趣味が同じ、いわゆる趣味友というやつ。
好きになったのはいつ頃からだろう。
私が前の好きな人に振られてから数ヶ月経ったくらいかな。
きっとそれくらいだったと思う。
最近自分の好きなタイプがわかってきた。
子犬みたいな可愛い顔がタイプなんだな〜と。前まではいかにも「クズ」みたいな外見の人が好きだったけど何故か急に方向転換した。
人間誰しも、好きな人がいるのは素晴らしいことだからそんなことはどうでもいいね笑
寝ようかな〜なんて思っていたけれど、この記憶を書き写さずに忘れてしまうのはなんだか勿体無い気がして記録として残しておくね。
今の好きな人は、ライブでよく会う男の子
気も合うし、好きなバンドも同じ。
住みも近いけど、一番の難題は年齢差があること。
距離や住む場所、気持ちの差は埋められても「数字」として私たちについている年齢というものは変えられないからもどかしいね。
二月は何回あったかな、4回くらいかななんて数えたり
我ながら可愛いことをしているな〜と思う。
先日のライブでの話
私は友達と行く約束をしていたけど、都合が悪くなって一人で過剰に足を運んだ。
その前にトリキで呑んでで全然間に合うはずだったのに開演ギリギリについちゃったけれど、機材トラブルのおかげで少し余裕が持てた。
会場に着いた頃にはもう酔いが回っていて、顔も珍しくあからんでいたみたい。
「一人で見るのもたまには悪くないよね、アイツもいるし」とか呟きながらキャパシティ60のライブハウスに足を踏み入れた。
まだ始まらないみたいだったからバーカウンターでお酒を交換した。
入った時に、アイツはまだいなくて「なんだ〜」とガッカリしていたら
私の目の前に見たことのある女の子が一人近づいてきた。
その子は会う約束も何もしていなかった友達で、就活終わりだったらしい。
会えると思ってなかった子に会えるとすごく嬉しい気持ちになった。
彼女も来る前に居酒屋で飲んでいたみたいで、二人ともヘロヘロだった。
ライブが始まる3分前。やっとアイツの姿が見えた。
アイツが来るまで「可愛くてさ〜、笑」とかそんな意味のない恋バナをしていたのに、いざ対面すると自分からは声をかけられなくて
気づいているのに目を逸らした。
でもやっぱりアイツは私に気づいて躊躇しながらも声をかけてくれた。
嬉しかった。ふと横に目をやると知らない女の子がいた
私は、言われずとも「SNSで知り合った女の子ね」と解釈した。
これは間違っていなかったみたい。
ライブが始まるまでに交わした言葉は一言二言、あまり覚えていないけど笑
ライブが始まり、演奏を聴いていた。
何度かアイツと目が合ったような気がした。
ライブ自体の記憶も曖昧だけれど、すごく楽しかったことだけは鮮明におぼえている。
ライブの転換の時間にも少し話したような気がする。
私が飲んでた梅酒ソーダを彼はなんの戸惑いもなく口に含んだ。
間接キスするのこれで何回目だろうか。と思うと同時に「他の子にはしないで」と今にも声に出そうなくらい心臓が跳ねた。
そしてライブも終盤。
いまだに私はアイツの隣にはいない。
「あ〜なんでかな、近いのに届かないな」なんとなく、時の流れが遅く感じた。
「私が男の子だったらもっと仲良くなれてたかな」
そんなネガティブな感情に染まって行って、いつしか誰の声も聞こえないくらいの爆音が鳴り響く中で私は一人隅っこで泣いていた。
わからなかった。自分が何故泣いているのか。
どうしたいのかすらも、その瞬間だけ何もわからなかった。
誰にも泣き顔を見られてくなかったから、泣き止むことに必死で前を向けなかった。
ライブが終わるまで、あと40分。
実感が湧かず、彼と目も合わせられないまま帰って一人泣くんだろうなと思っていたけれど、何気にお話できて嬉しかった。
彼がビールを開ける。
私はビールが苦手だ。
綺麗な横顔を見つめたまま、「今日が終わらなければな」とかいう叶いもしない願望が私の脳を埋め尽くした。
私は彼の右手にあった缶ビールを掴んで自分の口に運んだ。
あなたは何も言わず飲み口を見失った私に笑いながら「これコップじゃないからここしか飲み口ないよ笑」なんて当たり前のこと言って、
これ、いる?ってドリンクチケットくれたね。
「好きな人からもらうものって、こんなに嬉しいものだっけ、」と戸惑いを隠せなかった。
また笑っていてほしいな、あわよくば私の隣で。
電車に揺られながら、一人あの味を思い出した。
我ながら気持ち悪いな〜と思った。
あなたからもらったビールは、何故だか美味しくて
その後私はあなたの後ろ姿を思い浮かべながら家路に着く。
あのビールは確かに、あなたの味がして
冷たいからか、喉を通るあの瞬間だけでも一つになれた気がしたんだよ。