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ケガしてよかった。と思う前に

こんにちは、守屋です。

平昌オリンピックでのフィギュアスケート、羽生結弦選手の金メダルは多くの人に感動を与えました。行われた後の記事でこんな内容が書かれていました。

演技が終わったあと、羽生が右足に手をあてたのは「感謝しかないから」だと言う。負傷を乗り越えたといっても、怪我が治ってのことではなかった。怪我を抱えつつ、つきあいつつの演技だった。
そのチャレンジに勝利できたのは、氷上に乗れない期間も学術論文に目を通すなど、やれることを探しては全力で取り組んだ姿勢にある。
「誰かに言われてやったわけではないです。自分の強みは、自分で考えて分析して、感覚として氷上に出せることだと思います。それができたということ」
ただ、こうも付け加える。
「怪我してよかった、とは絶対に思いません」
 4年をかけて目指してきたオリンピックシーズン、しかも羽生の知性であれば、明確なビジョンを描いて進んできたはずだ。なのに、大きなアクシデントによって、それを崩さざるを得なかった。

”スポーツにケガはつきもの”という言葉が生み出すもの

もちろん凡人には分からないような、計り知れないプレッシャーが本人にはあったかと思われます。そしてスポーツにはケガはつきものだと誰しも口を揃えるのも「仕方ないもの」と認知しているからでしょう。


ですが上記のような羽生選手の言葉から感じるのは、怪我が無ければさらに良い結果が出せたという悔しさも滲み出ているように思えました。


負傷してからの時間の過ごし方、そしてオリンピックでの金メダル連覇というメンタリティーの凄さに疑いの余地はありません。


ですがもし、負傷を言い訳に結果が変わっていたら誰よりも本人が後悔や無念の気持ちで一杯になっていたのではないでしょうか。


「怪我してよかった、とは絶対に思いません」


という言葉の裏には、ケガをしてしまったことによるプランの立て直しや精神面への影響など多くの変更を余儀なくされたからこそ出てきた感情であって、二度とケガによって自分のプランを変更したくないという強い気持ちも読み取れます。


ケガをしてよかった。と思う前にやるべきこととは

ケガをしてしまった。という起こった出来事に対してポジティブに考えて行動することは重要だとよく言われます。


「怪我をしたから違う視点で物事を見ることが出来た。」
「怪我をした後に、自分の体幹や筋肉のバランスなどを改めて考えるようになった。」

「怪我をして自分をアップグレードできる。」


などピンチをチャンスに捉える思考は大事だと感じますし、プロ選手としてメンタリティーも鍛えられると思います。


ですが、さらに超一流のアスリートであれば、

「ケガをするような状態、状況を作り出してしまう自分ではダメなんだ。」

という思考が先にあるように感じます。


スポーツ選手にしろ、普通に生活している人にしても突然のアクシデントを想定して厳重な注意、警戒をしている人は少ないかと思います。


なぜなら「まだ起こってない出来事」をいくら想定しても、起こってみないと分からないことがあると考えるからです。


・私は痴漢に間違われることは無いだろう。と思っていても満員電車には乗れば起こる可能性が出てくる。

でも、自転車通勤、車通勤。もしくは会社の近くに住めば間違われる可能性は非常に少なくなる。

・サッカー選手がオフシーズンに同窓会や親戚が集まる場所で「今日くらいは良いか。」とお酒を飲むことで普段と違うリズムを生み出してしまい、キャンプが始まると動きが鈍く怪我をしてしまった。

でも、お酒を少量でも飲むことでプレーに影響があると考えれば、そもそも集まりには行かない。挨拶程度ですぐに抜け出していれば問題なかった。


・あるユーチューバーが人気が出てきて、動画の内容から住所がバレてしまい危険な目にあった。

でも、住所がバレても大丈夫な地域(国、厳重なセキュリティのマンションなど)引っ越しをしていればそんな目に遭う可能性は低い。


羽生選手の思考は私などには到底分かりません。ですが、

「怪我してよかった、とは絶対に思いません」

という言葉には、リスクを最小限に抑えるための準備が出来なかった自分が不甲斐なく、ケガが無ければもっと最高の演技が出来たという気持ちから出てきた言葉のように感じました。


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