4年に一度、ワールドカップの中毒性
こんにちは、守屋です。
今年はロシアワールドカップがあり、選手としても夢の舞台のために移籍を決断したり、活躍の場を模索する動きがあったりします。
そんなワールドカップですが、私は熱狂もさることながら、一方では中毒性がありその後のサッカー生命にも影響を及ぼすものだと思っています。
W杯では、あれだけのエネルギーをそそいで、サッカー人生をかけてやるという初めての経験をした。その分、終わった後に燃え尽きた部分はあったのかなと。目標や夢が見えてこなくなったのは初めて。こういう自分もいるんだなと、ある意味発見だった。
引用元:長友、W杯後の「燃え尽き症候群」語る
「サッカー人生で一番出し切った感じがありますね。燃え尽き症候群ってどんなのかなって思っていたけど、これがそうなのかなというくらい。何もモチベーションも上がらないし、筋肉も言うことを聞いてくれない。もう、やる気自体がないから」
引用元:「もう、やる気自体がない」の衝撃。興梠慎三は、何に苦しんでいたか。
モチベーションを最大限に高めるイベントは、その後の選手生命の危機にまで及ぼすことも
興梠選手の場合はオリンピックというイベントではありましたが、気持ちは同じではないでしょうか。
4年に1度、そのチャンスが訪れたタイミングで選ばれた選手のみが立てるピッチは憧れでもあり、夢舞台でもあるのです。
だからこそ、選手は4年に一度のワールドカップやオリンピックのために必死に予選を勝ち抜き、国を背負って戦いたいと願い日々練習に取り組みます。
しかし、そのモチベーションの頂点にあるワールドカップが終わってしまえば、新たな目標まで4年待たないといけません。
若い選手であれば切り替えられるかもしれませんが、ワールドカップの舞台に立つのが最後だと考える選手にとっては次の目標が見えなくなる恐れもあるのです。
受験のために勉強し、合格した後には目標を見失い全く勉強をやらなくなった学生や、高校サッカー選手権で全国出場、全国優勝だけを目標にしてきた選手たちが、負けた後に次のステージで目標を見失ってしまうこともあります。
最大限にモチベーションを高めることは、最高の結果を出すための集中力が発揮されると同時に、その後の生活に支障をきたす可能性もあるのです。
所属クラブをメインにしつつ、国を背負う代表をどう考えるか
アルゼンチン代表のメッシ選手は、所属のバルセロナではタイトルを多く獲得してきています。しかし、ワールドカップでは優勝経験はなく、2014年の準優勝という結果が最高とあります。
メッシ選手がバルセロナとアルゼンチン代表のどちらが大事かという問いに、「どちらか」という答えはないと思いますが、それでも毎年行われるリーグ、チャンピオンズリーグでの優勝という目標は、
「毎年維持できる目標」でありワールドカップは、
「4年に一度に標準を合わせる目標」であることを考えると、
所属クラブでの結果にまずは拘り、その延長上にワールドカップがあるように感じます。
コンスタントに活躍できる選手というのは、毎年のコンディション作りももちろんですが、モチベーションの波がないことは一番重要ではないでしょうか。
サッカー選手の人生は短くワールドカップだけに標準を合わせていたら4年に一度しかチャンスはなく、そのチャンスを逃せばその次のワールドカップに出れる保証はどこにもありません。
サッカーを通じて何を伝えたいか、何を目標とするのかが大事では
私はもちろんプロでも無ければワールドカップに出場したこともありません。しかし、夢中になって取り組んだ経験はこれまで多くあります。
何かに夢中になってやり遂げた人がその後、燃え尽き症候群になってしまい、やる気がなくなってしまう経験、なってしまった人を誰しも見てきているのではないでしょうか。
サッカー選手にとって夢の舞台であるワールドカップ。
モチベーションが上がってくることはいうまでもありませんが、ワールドカップだけが全てではないことも頭の片隅に入れておいて燃え尽き症候群にならないようにと願うばかりです。
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