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共感を得るプロジェクトが変えてくれること

こんにちは守屋です。

まもなく始まるJリーグ。サポーターのみなさんは待ち遠しく感じているかも知れません。そんな中、ヴィッセル神戸所属のポドルスキ選手のインタビュー記事が目に止まりました。

「ヴィッセル神戸では、提案が本当に一つひとつ叶えられてきた。僕のアイデアだろうと、別の誰かのアイデアだろうと。日本のよそのクラブがどうかは知らない。でもサッカーの世界では往々にして、せっかく議論したのに何も変わらないケースがある。
 ヴィッセル神戸のプロジェクトに関われて楽しいし、このクラブに居られる幸せを感じもする。三木谷会長からは熱量を感じる。ひたすら前進していくエネルギーを」
「経験だ。自分がここに来た意味は、経験を伝え、活かしてもらうところにもあるだろう。おそらくイニエスタも、同じような考えを持っているはずだ」
ポドルスキがヴィッセルで持つ野心。「イニエスタも同じような考えを」

この記事を読んだときに感じたのは、ポドルスキ選手の人間性の素晴らしさ。そしてヴィッセル神戸が取り組もうとしているプロジェクト自体が共感を生み、素晴らしい選手を呼び寄せているのではという部分です。

目指すべきプロジェクトがあってこその、クラブ、サポーター、選手。


素晴らしい選手がなぜ集まるのか。これはヴィッセル神戸に関わらず同じことが言えます。そこには

・金銭的な影響
・サッカー環境
・ビッククラブ
・歴史と伝統
・クラブアイデンティティ

様々なサッカー選手の願いや希望、そして叶えたい夢があり目指しているはずです。

お金で動く(または動かざる得ない)選手もいます。その選手がお金より優先するものが見つからない限りはお金を追ってサッカーを続けるでしょう。

クラブの環境、その土地を愛しているサッカー選手であれば、どれだけ大金を積まれても移籍せず、そのクラブで骨を埋める覚悟を態度や行動で示すでしょう。

ではクラブとして選手を集め、サポーターを熱狂させ、スポンサーを巻き込むためには何が必要か。それが何年先まで継続させるものなのか。

そんなプロジェクトをより明確に、強く掲げることが今の時代に求められているのではないでしょうか。

決して簡単ではありません。既存の形を崩してしまう可能性もあります。拒否反応を示す人も出てくるかも知れません。それでも、この先何十年と「あの瞬間、プロジェクトを明確にしたことで今がある。」となるものを作れるかどうかの方が重要となるはずです。

明確で力強いプロジェクトは好き嫌いが分かれます。すべての人のためではなく、プロジェクトに共感を得る人しか集まってきません。思うような結果が出ないとき、不安になるかも知れません。十年後、何百年後のことよりも今の結果を求めてしまうかも知れません。

しかし、そこでブレるようなプロジェクトであればそこまでの計画だったに過ぎないということになります。

人が魅了されるとき、そこには人や企業の熱量やストーリーが感じれるかどうかが関係してきます。ぜひ何かを始め大きくしていきたいと思うものがある場合、より明確なプロジェクトを練ることをお勧めします。

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