後悔したあの時を繰り返してしまう人
こんにちは、守屋です。
世の中には、後悔する経験をした後に「もう二度と同じことはしません。」と誓いながらも同じ過ちを犯してしまう人がいます。
同じ過ちを繰り返してしまう理由は
2 最近の再犯者の実態
平成18年における一般刑法犯(道路上の交通事故に係る危険運転致死傷を除く。)検挙人員中の再犯者(前に刑法犯又は特別法犯(道路交通法違反を除く。)により検挙されたことがある者をいう。
以下,本項において同じ。)は,14万9,164人であり,同検挙人員の38.8%(前年比1.7ポイント上昇)を占め,再犯者の人員及び一般刑法犯検挙人員に占める再犯者の人員の比率は,近年,増加・上昇傾向にある。
成人について,平成18年における一般刑法犯検挙人員中に前科(前に確定裁判(道路交通法違反を除く。)により刑の言渡しを受けたことがあることをいう。)のある者が占める比率は,28.7%であった。これを罪名別に見ると,恐喝及び脅迫では,50%を,強盗及び詐欺では,40%を超えている。
平成13年に出所した受刑者が18年末までに再入した累積率は47.4%であり,うち満期釈放者では59.3%,仮釈放者では38.1%であった。平成18年に仮釈放者が保護観察中に再犯をして刑事処分を受けた再処分率は0.8%,保護観察付執行猶予者では34.2%であった。
引用元:第7編 特集?再犯者の実態と対策 - 法務省
上記のように一度犯罪を犯した人が、再度犯罪を繰り返してしまう率は非常に高いことが分かります。
これは犯罪だけでなく日常生活の中でも多くあることだと私は感じています。
同じミスを犯す人は瞬間的な後悔しか感じていない
ある会社の社員は上司から接待の為に1週間後にお店を予約しておいて欲しいと頼まれました。社員は1週間あるからとその日に予約をせずに仕事をしました。
思っていた以上に仕事が忙しくなってしまい、予定したお店を予約しようとしたのは前日でしたが、お店に電話したもののすでに予約が埋まっていると言われて結局上司がお店を手配し怒られる結果となりました。
社員は、「もう二度としません。気を付けます。」と言いましたが、半年後に同じ過ちを犯してしまい上司と共に大事な接待に帯同することは無くなりました。
誰でもミスを起こしてしまった瞬間は、後悔や反省をするものです。もちろん楽観的な人もいるかも知れませんが大半の人は申し訳ない気持ちや二度と同じことはしないと思うはずです。
ですが時間の経過と共に「あの時の後悔と反省」は忘れてしまい、似たようなシチュエーションで同じ過ちを犯してしまうことになります。
それはなぜかと考えると、瞬間的な後悔や反省に継続する修正力は無いということを示しているのではないでしょうか。
本当に後悔しているのであれば、継続して修正し行動が変わるはず
本当に自分が犯してしまったミスや失敗に対して後悔や反省しているのであれば、瞬間的ではなく継続して修正し行動するはずです。
「心を入れ替える」
とよく言われますが一日で入れ替わるわけはなく、継続する時間と共に入れ替わっていくことしかできないのです。
だからこそ、後悔したあの時を繰り返してしまう傾向にある人は、瞬間的に反省することよりも継続して同じ失敗を繰り返さないように心を入れ替える行動を続けることでしか改善出来ないと頭に入れておくと行動が変わってくるかも知れません。
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