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王道と呼ばれる手法が、変わらず王道と呼ばれる理由
こんにちは、守屋です。
ある58歳を迎えたばかりの経営者と話す機会がありました。その方はある地域の飲食店を一代で築いた方です。成功と呼べる業績を残しており、なぜ成功したのかと伺いました。
「松下幸之助さんや、盛田昭夫さんのような方々、成功者と呼ばれる人の自伝や講演会、セミナーなどに通ってビジネスのノウハウを学びました。そして成功するであろう手段をやり続けた。それが今に至るまで続けてきただけです。」
と言われていました。決して特別な方法など考えず、王道の手法で日々の業務に取り組んでいたとのことでした。
地味で地道な王道。派手で楽な近道。
「人生は道路の様なものだ。一番の近道は、たいてい一番悪い道だ。」 フランシス・ベーコン
人生において楽をしたいと思うこと、誰でもあるかも知れません。それが「成功」という二文字を目指す人であれば願わない人はいないかも知れません。
ひと昔前と違い、何か行動を起こすこと、世に自分の名を知らすことに時間や労力を使わなくても出来る時代です。しかしそれが「成功」かと言われれば、一時的なものである場合が多いのも事実です。
王道の成功法則は地味で地道で、字のごとく地を這いつくばりながら成功へと歩んでいきます。ですがその時間は自分自身の成功の基盤となります。強く踏んで歩めば歩むほど一気に崩れることは無くなります。
逆に派手で楽な近道を選択すれば、一時的には脚光を浴びるかも知れません。しかし下地が固まっていないため、何か衝撃があるとすぐに壊れてしまいます。
そして決定的な差は「成功し続ける」可能性は低いことです。
一発屋芸人の中には本当に一発で終わってしまう場合も多いです。でも、その中でも残っている人の中には下地(トーク力やネタの豊富さなど)を作ってあったからこそ、脚光を浴びてもテレビに出演し続ける。もしくはテレビというフィールドじゃなかったとしても活躍できる(地方のイベント出演やローカルテレビでレギュラーなど)ことができます。
早く世に出たい。売れたい。脚光を浴びたい。と思うこと自体は決して悪いことではありません。ですが重要なのは王道と呼ばれる成功法則には、王道たる所以があり、その王道は継続されるということです。
下地を作り、基盤を固めた状態になれば何が起こっても怖くありません。それは自信となり自分をどんなときでも助けてくれるからです。
ぜひ王道と近道。どっちかで悩んだときには自分に下地がちゃんとあるのかと確認してみると良いかも知れません。
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