自分で限界を決めるなというブラック企業と、スポーツ界の可視化される限界について
こんにちは、守屋です。
世の中には同じ言葉のはずなのに、環境や状況次第で受け止め方が異なることがあります。
「自分で限界を決めるな」
という言葉は、スポーツ界では多用されていることが多く、沢山のアスリートが自分の限界に挑み、突破したからこその功績があるから伝えられている重みのある言葉ではないでしょうか。
一方、あるブラック企業で「自分で限界を決めるな」と言われた場合、決められた労働時間のはずなのに上司や会社の雰囲気から残業を強いられることに直結します。
限界が数値化されない過去。スポーツ界でも限界の可視化が浸透し始めている
スポーツ界では、自分で限界を決めることによって成長が得られないという話や、記録が更新されない話は良く聞きます。
ですが、逆に過度の負荷をかけてしまうことによって選手生命を縮めることも多くあるのが現実です。
また、育成年代ではオフ期間が無いことや、指導者のさじ加減で限界を決められてしまい、第三者の言葉が通用しない場合も多くあります。
「スタッフとして一番重要なことは、試合やトレーニングで負荷をコントロールすることです。負荷を測定し、モニタリグしてコントロールする。プレイヤートラッキングのツールによってそれが可能になります」
「また、こういったシステムを使うことによって、試合とトレーニング中の負荷を比較することができます。昔だったら感覚でやっていたことが多いのですが、システムを導入することで可視化できるようになりました」
後手から先手と変わるサッカー選手の体調管理
以前、記事でも書かせて頂きましたが、限界は人それぞれ異なり、それはスポーツ界でも一般社会でも同じです。
ただ、その限界を決める人間が「自分の感覚」を頼りにしてしまうことで、ある人にとっては負荷が少なかったり、ある人にとって死に直結するような負荷であったりします。
サッカー界では怪我でプレーできなくなることは短い選手生命の致命傷であり、クラブにとっても大きな痛手であることは言うまでもありません。
そこでビックデータを用いて怪我を事前に予防できるように数値化して限界を知る試みをすでに行っています。
数字が表してくれる限界は、人間の感情による「まだ出来るだろう」という曖昧な基準ではないために、選手にとっても全力でトレーニングに取り組み、限界が来たら分かる仕組みは集中するのに最適ではないでしょうか。
「自分で限界を決めるな」
という言葉は、ある人にとっては新たな記録を作るために自分自身を奮い立たせる言葉であり、ある人にとっては死の直前まで追い込む呪いの言葉に感じるかも知れません。
今後はより感情論の可視化が進んでいかなければ、いつまでも「限界を超えろ」という論理も具体的な数値設定もない呪いに苦しめられる人が多くなるのではないでしょうか。
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