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人の成長ほどあいまいで目に見えにくいものはない

こんにちは、守屋です。

自分が変わった瞬間を「成長したね!」と周りから言われ、初めて自分の成長に気付く人も少なくないのではないでしょうか。

・あるサッカー選手が海外遠征から帰国したら、顔つきが変わっていて思考も変わっていた。
・あるベンチャー企業の社員が、上司が急遽退社することになり、引継ぎとして多くの仕事を任せられた結果、半年で多くの成果を出す成長を遂げた。

”武者修行”という言葉があるように、異なる環境に飛び込む(または変わる)ことによって知識や技能、精神力が高まることがあります。

ですが、人の成長が数字となり客観的に現れるかと言えば、決して一概には言えないのではないでしょうか。

・数字になって見える成長
・数字化することが出来ない成長

と人の成長には二つのパターンがあるように感じます。

成長が数字になって見えるパターン

英語を学ぼうとして、TOEICを受ける決意をしました。最初は200点程度だったのに、勉強した結果として800点以上取ることが出来たのは立派な成長と言えるでしょう。


サッカー選手が、周りの選手と比較して筋肉量が少なく”芯が細い”と感じてプロテインの摂取、筋トレの量を増やしました。その結果として筋肉量が10%増量する結果は成長の証でしょう。


成長を数字化することが出来ないパターン

将来、英語が重要だと考えて英語の勉強を始めるにあたって、TOEICや英検などに拘らずにオンライン英会話で会話を重視し勉強。また、外国人が集まるパブなどで積極的に外人とコミュニケーションを取り友達になりました。


海外赴任が決まり、ビジネスシーン及び、プライベートで英語でコミュニケーションを取ろうとしたところ、相手にしっかりと理解され意思疎通が簡単に取れるという結果をもたらしました。


あるサッカー選手が”芯が細い”と感じたものの、筋肉をつけることによってスピードは殺したくないと考え、体幹を鍛えて接触プレーのタイミングを意識することを心がけました。


その結果として、筋肉の量は増えていないにも関わらず、体幹を鍛えたことによって相手との競り合いや対人プレーで倒されたり負けることも少なくなりました。


大事なのは数字を作ることが目的にならないこと

数字というのは達成感と共に、客観的証拠をもたらしてくれます。ですが大事なのはその数字が実益をもたらしてくれるかどうかと言うことです。

・〇〇博士号
・TOEIC〇〇点
・〇〇検定1級
・〇〇主任者

など多くの資格や数字として「頑張った証」を証明してくれるものがあります。

決して資格を取ることが悪いとは全く思っていません。ただ、それが本当に実益を生むのかどうかが重要であり資格コレクターになってしまっては意味がないということです。

何十種類も資格を持っているのに、その資格を生かす職業に就いていない人は数字を作ることが目的となり、頑張った結果として実益を生まないケースが多かったりもします。

人の成長ほどあいまいで目に見えにくいものはない

数字を目安にしないと、成長があいまいで目に見えないことから変化を感じられずに、やる気が起きないという問題が出てきて大半の人はそこでやめてしまいます。

ですが、自分の成長があいまいだと思う対象事項であっても、やり続けていくことで成長は確かにあり、自信は確信に変わりその先に数字が表れてくるものです。

ぜひ成長を感じたいと考える人は、数字として見えることが成長の目的とならずに、実益を中心に考えて、本当に数字化する意味はあるのか見極めてみることをおススメします。


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