ストレートな表現を使わずに、表現すること
こんにちは、守屋です。
プロフェッショナル 仕事の流儀「生きづらい、あなたへ~脚本家・坂元裕二~」
脚本家の坂元さんは、表現方法についてこんなことを放送で語っていました。
「スキです。って書いても好きです。っていうのは伝わらないんですよね。ここを書くんですね。周りをどんどん塗りつぶしていって、これが脚本を書くっていう作業で。『私、この人のこと好き。目キラキラ』みたいなのは、そこには本当はない気がするんですよね。」
何かを描くときに、ストレートに伝えることも一つです。ですが、本当に伝えたいことは直接的な言葉を使わずして伝えることが大事だと。
「結局なにが言いたいの?」を、いかに伝えさせるか
脚本家じゃなかったとしても、何かを伝えたいと思っている人は多いはずです。指導者であれば選手に対して、子どもに対して。両親に対して。
そんなとき、ストレートな表現しか知らなければ何度伝えても、受け取り手は同じ受け止め方しかできません。ですが、直接的な言葉を使わずして伝えることができれば、それはその人にだけ伝わる言葉として届けられるのです。
誰にでも分かるような言葉で伝えることは簡単かも知れません。しかしその場合、理解力のある人間にしか届きません。
坂元さんはマイナスを背負っている人が、少しでもマイナスがゼロに近づいてくれるような気持ちになってくれればそれで良いという言い方をしていました。
マイノリティ(少数派)に届く表現は時に誤解を生じさせることがあるかも知れません。とくにテレビのような公共の電波を使う場合は特に気を付けなければいけません。
ですがその人は本当に伝えたいことがあったとき、大多数に向けて発信するか、もしくは少数派に向けて発信するかは重要かも知れません。
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