厳しい言葉を、残る言葉に変えるには
こんにちは守屋です。
以前、働いていた会社の社員と飲む機会があり、個人面談のときの言葉が良い意味で心に残り、自分を変えるきっかけになったと言ってくれました。
お世辞半分と受け止めていますが、改めて厳しい言葉であっても、心に残る言葉とは何かを考えて見たいと思います。
厳しさの中に、愛情が上乗せされているかは余韻が教えてくれる
言葉はあくまでも言葉であり、それ以上でもそれ以下でもありません。
「人生は一度切り。後悔しないように生きよう。」
と友達に言われたり、尊敬もしていない上司に言われれば心に残ることはないでしょう。
ですが、一流企業の社長や、サッカー界のスーパースターであるバルセロナのメッシ選手に直接言われたら、心に響くのではないでしょうか。
では、自分にとって急所を突くような痛い言葉や厳しい言葉を言われた場合はどうでしょうか。
上記のような言葉を言われるシチュエーションを考えると、目上の人や親しい友人が本人のことを想って伝えることが多いかと思います。
しかし、本人にとっては言葉の内容にもよりますが、自分を否定された気分になり反抗的になったり否定的な態度を取ってしまいます。
このままでは、言葉は残りません。
そこで重要になってくるのが、厳しい内容であっても伝え方や繰り返し同じ言葉を使うことです。
何度も繰り返し伝えることは、刷り込み作業にもなる
厳しい言葉や印象に残る言葉というのは、短くシンプルであったりします。
発した瞬間に一番インパクトがあったとしても、そこから人間の記憶は薄れていくものです。
その為、何度も伝え続け、相手の脳の中に刷り込んでいかなければなりません。
一度目以降は相手を叱るわけでもなく、何度も呼吸をするかのように伝えます。
すると、いつの間にか、
「〇〇さんは会うたびに、△△が大事。それを忘れるな。っていうんだよなぁ。」
と刷り込まれ、本人の心に残る言葉となります。
また、そこに愛情が無ければそれは相手にも伝わり、ただの言葉を伝えているだけになってしまいます。
言葉に愛情を上乗せし、短い言葉で伝え続けることで厳しい内容であっても、相手の心には残る言葉として保存されます。
すると言われた当時より、その後に余韻として残っているために振り返る原点の言葉になったりする場合もあります。
もし、親しい友人や会社の中で注意をしなければいけない場面があれば、長々と伝えるよりも、愛情を上乗せした短い言葉で何度も繰り返し、伝え続けることをお勧めします。
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