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2021.8.23.mon. 古代エジプトで発見された幸運のお守り。

古代エジプトというだけで、想像をかき立てられるが、この青い猫(ヒョウではない)は、イギリスは大英博物館のお土産品である。

私が大英博物館まで行って買ってきたわけではない。10年くらい前に東中野の古道具屋で見つけて手に入れたものだ。なんだか気になって目につくところに置いているのだが、同じものを友人の家でも見つけた。彼女ももらったようなことを言っていたが、共通の置物を持ってるって、ちょっと不思議。

底に穴が開いていて、中に折りたたまれた解説が入っていた。英文だから、またおかしな私の訳になってるかもしれないが。それによると《古代エジプトでは、猫は女神バステトの神聖な動物だった。バステトはエジプトでは人気のある出産と太陽の神で、その神殿はナイルデルタの古代都市ブバスティスで発見された。》

調べてみると、ブバスティスという地名は、雌ライオンの頭をもつバステト女神(のちには雌猫の頭に人間の女性の姿、あるいは猫そのものになる)信仰の中心地で、「バステト女神の家」という意味だとか。そのせいか広範囲にわる遺跡には猫のミイラの共同墓地などもあり、多くのミイラや彫像が出土しているという。

そして、《ファイアンスという釉薬をかけてつくられたこの猫の姿は、幸運のお守りとしてよく使われていた。ローマ時代から1世紀にさかのぼる。》

ファイアンスというのは、古代の工芸技術で、当時も貴重だったラピスラズリやターコイズの代わりに使われた釉薬でもある。で、ローマ時代と言われてもな。年代的に見ると、当時のエジプトはギリシャ系のプトレマイオス朝のヘレニズム時代。クレオパトラも生きてた頃かな。よくわかりましぇん。

でもって、その幸運のお守りであるブルーキャットは大英博物館に展示されているということなのだろうが、解説には触れられていない。そうでなかったらグッズにはならないだろう。現地まで行って本物のブルーキャットを探してみたいが、きっと「見たよ」という人はいっぱいいるんだろうな。

これはねぇ、じぶんの目で確かめてみたい気もする。もーそーじゃなく、ほんとうにいつか行ってみたいなあ。



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